富山県・富山市ファミリーパーク

へろんです。
富山市ファミリーパークは富山市の西、呉羽丘陵の城山公園内に位置する動物園で、飼育動物数は2017年3月1日現在、102種1032点。
2011年8月9日の「週刊まちぶら 富山市ファミリーパーク-マイタウン富山」には「観光客をひき付ける海外の珍しい生き物は少なく、『日本一地味な動物園』と言われることもある」なんて書かれていますが……(まぁこの記事も、最後には「地味とあなどるなかれ」と結んでいますが……)でも以下に紹介するように、スバールバルライチョウとかツシマヤマネコとか、なかなか特徴的で頑張ってるな、という感じの動物園です。

富山市ファミリーパークのアミメキリン
アミメキリン
富山市ファミリーパークのアミメキリンのページによると、羽夏(ハナ)という名前の雌で、2015年(平成27年)8月13日生まれ。まだ2歳にもなっていないのに大きいですな。アフリカの草原(サバンナ)に棲むキリンは暑さに強そうにも思えますが、サバンナの乾燥した暑さと違い、日本の蒸し暑さはあまり得意ではないそうです。

富山市ファミリーパークのニホンカモシカ
ニホンカモシカ
国の特別天然記念物に指定。こちらでは1984年の開園時から飼育しており、これまで何回も繁殖に成功し、その子ども達は国内外の動物園に旅立っているそうです。

富山市ファミリーパークのシンリンオオカミ
シンリンオオカミ Canis lupus lycaon
オオカミ全般はいわゆる「犬」とは亜種の関係です。
「サスケ」という名前で、2003年4月15日生まれ。オオカミの平均寿命は約15年だそうなので、結構なお歳ということになります。確かにそんな感じでした。

富山市ファミリーパークの尾長鳥
特別天然記念物、尾長鶏。これはそんなに長くないように見えますが、格好良いです。

品種作出中
東天紅(とうてんこう)は日本3大長鳴鶏 (ながなきどり) の一つとして知られ、天然記念物に指定されているそうです。この東天紅と尾長鶏をかけ合わせて、品種の作出を試みているそうです。

富山市ファミリーパークのスバールバルライチョウ
スバールバルライチョウ Lagopus muta hyperborea
富山県の県鳥でもあるニホンライチョウ(Lagopus muta japonica )とは同じ種に属する亜種の関係になります。北極圏のノルウェー領スバールバル諸島に生息するライチョウで、ライチョウの23亜種の中で最も北方に生息し、体の大きさも最も大きいそうです。
こちらの2010年の記事には、スバールバルライチョウはニホンライチョウと生態などが似ており、ニホンライチョウの保護・増殖を最終目標に、スバールバルライチョウの飼育に取り組む、と紹介されています。
まず最初に東京の上野動物園が2008年(平成20年)にノルウェーから有精卵を譲り受け、国内で初めての人工ふ化に成功。2010年3月から上野動物園と協力して本種の飼育に取り組み始めたそうです。

富山市ファミリーパークのシセンレッサーパンダ
シセンレッサーパンダ Ailurus fulgens styani
こちらの記事によると、日本の動物園で飼育されているレッサーパンダの多くはシセンレッサーパンダで、2011年の時点で世界の動物園で飼育されているレッサーパンダのうち、76%が日本で飼育されているそうです。

富山市ファミリーパークのオオコノハズク
オオコノハズク Otus lempiji
夜行性だからでしょうか、眠そうですね。

富山市ファミリーパークの乗馬広場
無料エリアの乗馬広場では乗馬体験もできるそうです。

富山市ファミリーパークのツシマヤマネコ
ツシマヤマネコ Prionailurus bengalensis euptilurus
金網の目が細かく、これが精一杯……。写真の写りがいまいちなものが多く、申し訳ないです。
長崎県の対馬にだけ生息していますが、自然下では100頭前後にまで減少しており、最も絶滅の恐れの高い絶滅危惧1Aに分類されています。ネコ科の野生動物の特徴である虎耳状斑(こじじょうはん、耳の後ろの白斑)が見えます。

ツシマヤマネコ解説文
2017年3月現在、国内10ヶ所で32頭が分散飼育され、飼育下繁殖に取り組んでいるそうです。

完全な脱線話ですが、ツシマヤマネコを調べていると、2013年にツシマヤマネコを悪意なく15年間も自宅で飼育していたという記事がありました。これはこれですごい。
ところでこの記事、榊さんフィギュアの広告が載っていたのには吹き出した……(分かる人、お友達になりましょう(笑))


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富山県・魚津水族館

へろんです。
富山旅行2日目は、まず最初に魚津水族館へ向かいました。

国内に現存する水族館では最も古いとされ、初代の魚津水族館は、1913年(大正2年)9月に日本海側初の水族館として創設されたそうです。当時は日本海側最大で日本の水族館の5指に入るほど有名だったとか。1944年(昭和19年)3月、電力やその他資材の欠乏と町の財政負担が大きく、やむなく閉館。
二代目魚津水族館は1954年(昭和29年)4月に開館。1980年(昭和55年)11月には老朽化のため閉館しました。
現在の三代目魚津水族館は、日本海側最大級の水族館として1981年(昭和56年)4月にオープン。2013年(平成25年)創立100周年を迎えたそうです。

魚津水族館全景
魚津水族館の全景。水族館の前にはミラージュランドという遊園地があり、そこの観覧車からこのようによく見えました。

魚津水族館入り口
入り口の両サイドのキャラはホタルイカとマツカサウオですかね? 入り口のガラスにはちょうどミラージュランドの観覧車が映ってます。

淡水魚水槽
淡水魚コーナーでは「国内外来種」問題が大きく取り上げられていました。「外来種」というとブラックバスに代表されるような海外から入り込んだ種がよく取り上げられますが、これらは「国外外来種」というようです。一方、元々はその土地にいなかったものの、アユ種苗などに混じって入って来た国内種を「国内外来種」というのだそうです。オイカワは西日本に分布していて、もともと富山県にはいなかったのだそうです。
ということで水槽にはオイカワも泳いでいましたが、素早すぎてうまく撮れませんでした(泣)

なお、水槽の展示では上記のように書かれていましたが、国立環境研究所の侵入生物データベースのオイカワのページでは、富山県は在来分布になっていました。

日本にいる2種類のメダカ
また、メダカでも日本にはキタノメダカとミナミメダカの2種類がおり、もともと富山県にはキタノメダカのみが分布していましたが、ミナミメダカが放流されていることが分かったそうです。生き物を不用意に逃がしてはいけませんね。

越中鰤
富山のブリは「越中鰤」として有名ですね。ブリといえば出世魚。あやかりたい……(切実 T_T)

マツカサウオ
マツカサウオ。発光する魚として有名ですが、そのことが世界で初めて見つかったのはここ魚津水族館だそうです。1914年(大正3年)に水族館が暴風雨で停電した時、マツカサウオが発光しているのが偶然発見されたのだそうです。

魚津水族館のリュウグウノツカイ
リュウグウノツカイ。2009年12月15日に黒部市の海岸に打ち上げられたもので、その体長は396cmもあります。長い! 液浸標本のため色が抜けていますが、生きている時は体は銀色で、背鰭・胸鰭・腹鰭の鰭条は鮮やかな紅色を呈しています。そんな姿も見てみたいものです。

日本で最初の全面アクリル製トンネル

富山湾大水槽にある、日本で最初の全面アクリル製トンネル。1981年(昭和56年)三代目魚津水族館の建設時に造られたそうです。

日本で最初の全面アクリル製トンネル


ダイバーによる餌付け
富山湾大水槽ではダイバーによる餌付けも行われていました。

ダイバーによる餌付け
エイの口に直接餌を与えているようです。

ハタタテハゼとチンアナゴ
ハタタテハゼとチンアナゴ。水族館の人気者ですね。

ロクセンヤッコ幼魚
ロクセンヤッコ幼魚。幼魚期は紺地にいくつもの細い白い線が入りますが、成魚になると薄いグレー地に黒の太い縞模様が現れるそうです。その黒い縞が6本あることから、ロクセンヤッコと名付けられたのだとか。

魚津水族館バックヤードコーナー
水族館の裏側を覗けるバックヤードコーナーもありました。

魚津水族館展望フロアより望む立山連峰
展望フロアからは立山連峰の絶景が望めました。

日本の水族館では2番目に長生きのアオウミガメ
こちらのアオウミガメは、1970年(昭和45年)にやってきてから47年間飼育されているそうです。日本の水族館では2番目に長生きだとか。

魚津水族館のホタルイカ
富山といえばやはりホタルイカ。ホタルイカの発光実験もここでやっていたのですが……この日は午後から近くのほたるいかミュージアムにも行くつもりだったので、見送ってしまったのです。ところがほたるいかミュージアムに行くととんでもない人出で、そちらでの発光実験も見られず……こんなことなら魚津水族館で見ておくべきだった、とこの富山旅行最大の痛恨事となったのでした(T▽T)。


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富山旅行2017 砺波チューリップフェア

しろです。
5月4日は、砺波(となみ)市の砺波チューリップフェアにも行ってきました。ゴールデンウィーク中に開催されるイベントで、2017年は4月21日から5月5日まで。700品種、300万本のチューリップが会場内を彩っています。

砺波チューリップフェア
公式ガイドブックには「砺波チューリップ栽培100年記念」とありました。富山のチューリップの父と呼ばれる水野豊造(ぶんぞう)が1918年(大正7年)に砺波でチューリップ栽培を始めてから、2018年(平成30年)で100年の節目を迎えるのだそうです。

チューリップタワー
会場のシンボル、チューリップタワー。

大花壇デザイン図


チューリップの地上絵
チューリップで描かれた地上絵……なのですが、この地上絵を見渡すにはチューリップタワーに登ると良く見えたようですが、あまりに人が多く並んでいたため、タワーに登るのは見送ってしまいました。
左の白い部分が、100周年を意味する「100」を表しているようです。

「花の大谷」入り口
この「花の大谷」は立山黒部アルペンルートの雪の回廊をイメージしているそうです。

「花の大谷」


一面チューリップの壁
一面上にまで、花々。

八重遅咲き系「ピンクマジック」


「富山生まれの品種」コーナー
「富山生まれの品種」コーナー。

富山生まれの品種、黄小町
品種名:黄小町。富山を代表する品種で、カムラーデ(紫花)とピューリシマ(白花)の交配により誕生したのだそうです。紫色と白色の交配で黄色が出るというのも意外な感じですね。

橋の上にもチューリップ
橋の上にもチューリップがいっぱい。

五連揚水水車
チューリップ公園と美術館の間を流れる用水を利用して設置された、日本最大の五連揚水水車。

すいげつろうホテル
宿泊はチューリップフェア会場からすぐ近くの「すいげつろうホテル」でした。お風呂は貸切ができて、私達が選んだところはお庭まで見えました。

すいげつろうホテルの夕食(一部)
夕食の一部。この後も色々とたくさん出てきました。さすが老舗の実力!

絶品ホタルイカ
富山といえば、ホタルイカ。特別天然記念物なのに食べちゃっていいの?と思いますが、「ホタルイカ群雄海面」という海面部分が特別天然記念物であって、ホタルイカそのものが天然記念物ではないので、食べることができるんですね♪

富山県・海王丸パーク

へろんです。
富山旅行編に戻ります(^^)

高岡古城公園を出て北東に向かい、射水(いみず)市の海王丸パークを訪問しました。こちらでは引退した帆船「海王丸」(初代)が現役当時の姿そのままに保存展示されています。

海王丸パーク

Wikipediaの海王丸 (初代)のページなどによると、海王丸は神戸の川崎造船所で建造され、1930年(昭和5年)1月27日に進水。戦前に造られたんですなあ。戦時中は石炭の輸送任務に従事し、戦後は海外在留邦人の復員船として、27,000人の引揚者を輸送したそうです。引退までの59年間に106万海里、およそ地球50周分の距離を航海しましたが、1974年(昭和49年)以降は老朽化が進んだため、遠洋航海の規模縮小を余儀なくされ、1989年(平成元年)9月16日に退役。

引退後の引取先として、日本各地の自治体が名乗りを上げ、最終的に残ったのが富山県と大阪市。協議によって5年ごとに交代で富山新港と大阪港で交互に係留することになったそうです。まず1990年(平成2年)より富山新港に係留され一般公開が始まりましたが、1994年(平成6年)になって大阪市は別の帆船を誘致することを決定し、海王丸は富山新港に恒久的に係留されることとなったのだそうです。

大阪市の別の帆船って……もしかして、この頃に就航したものの、2012年当時の橋下徹・大阪市長によって切り捨てられた帆船「あこがれ」のことではないだろうか……

そう思って調べていると、「いこまいけ高岡」の海王丸パークのページに「1994年に大阪市が練習帆船「あこがれ」を建造・所有したため、結果的に富山新港に永久係留展示となりました」とありました。「神戸帆船フェスティバル」でも紹介させて頂きましたように、「あこがれ」は大阪から神戸に売却されて、「みらいへ」となっています。

海王丸と新湊大橋
右側の橋は上層の車道部分が2012年(平成24年)、下層の自転車歩行者道が2013年(平成25年)に開通した、新湊大橋。日本海側最大の斜張橋(塔から斜めに張ったケーブルを橋桁に直接つないで支える構造の橋)で、黒部ダムを除けば富山県内の建築物の中で最も高い建物だそうです。

海王丸のバックに立山連峰
バックには壮麗な立山連峰がそびえています。冬にはもっとくっきり見えるそうで、そんな季節にぜひ見てみたいものです。

海王丸甲板
船内もゴールデンウイークで大勢の人がいました。

海王丸船長公室
船長公室。左奥に日本人形が飾られていますね。

海王丸帆走用舵輪
帆走用舵輪。通常は2名、時化で舵が重くなると4名で舵を回すそうです。

ナデジュダの模型
日本海交流センターには各国の帆船模型がたくさん展示されていました。写真はロシアの「ナデジュダ」。ロシアでは最新の帆船で、ウラジオストクを母港としているそうです。

戦艦大和の模型
帆船以外では唯一、旧日本海軍の戦艦「大和」の大きな模型も展示されていました。

ここを訪れたのは5月4日、実は翌5日には29枚ある帆をすべて広げる総帆展帆が実施されたのですが、旅程の関係で5日には行けませんでした。今度機会があれば、総帆展帆の時にぜひ訪れたいものです。

手塚治虫展&今森光彦展

へろんです。
神戸ゆかりの美術館で8月31日まで開催の手塚治虫展に行ってきました。

神戸ゆかりの美術館
この、UFOか、あるいはUSSエンタープライズか!?(笑)と言ってしまいたくなる構造物のある建物に、神戸ゆかりの美術館があります。

手塚治虫展垂れ幕


記念撮影用セット
記念撮影用のセット。

鉄腕アトム


メガホンをとる手塚治虫先生


マンガ机とアニメ机の再現
撮影可のマンガ机(右)とアニメ机(左)の再現。

手塚治虫肖像パネル
手塚治虫先生のご尊顔のパネル。

マンガ机
マンガを描くときに座る、「マンガ机」。

マンガ机の机上
マンガ机の上にはブラックジャックの扉絵や鉄腕アトムの原稿が乗っていました。

アニメ机
アニメーション制作時に座る、「アニメ机(作画机)」。

アニメ机の机上
こちらも鉄腕アトムの絵コンテや設定資料のようですね。
机の上部にはガラス板がはめ込まれており、その下には蛍光灯が入っているそうです。この上に絵を乗せて、その上から新しい紙を乗せて下の絵を透かして見ることで、少し動かした次の画面を描いたのですね。

展示は数多くの作品の直筆原稿やアニメのセル画、絵コンテなどがあり、その他愛用のベレー帽やメガネ、1953年(昭和28年)交付の医師免許証の複製もありました。

手塚治虫は最後まであらゆることにチャレンジし続け、新しい世界を切り拓いてきたパイオニアであるという点で、私のもっとも尊敬する方です。
そんな偉人になぜ国民栄誉賞がなかったんだ!?ということで、昔HPにこんな文章を載せたこともありますが、今でもこうして展覧会が開かれ大勢の人が訪れているのを見ると、国民栄誉賞があろうがなかろうが、手塚治虫の残した偉業は今も色褪せることなく輝き続けていることを実感します。

神戸ゆかりの美術館の隣は、神戸ファッション美術館になっています。手塚治虫展に入る時、ふと横を見るとそちらでは特別展示「今森光彦 自然と暮らす切り紙の世界 -里山のアトリエで生まれる命たち-」をやっているではありませんか。

今森光彦特別展示垂れ幕
これも良いね、と手塚治虫展の後でこちらも見てきました。JAF割引で一人500円のところ、400円に♪

展示は色とりどりの様々な昆虫や鳥が切り紙で見事に表現されていました。紙を細かく切って作った甲虫の脚の毛や、何色もの色紙を重ねて表現された蝶や蛾の翅の色は本物そっくりでした。

今森光彦特別展示絵葉書
感動したカメレオンやカワセミの絵を含む絵葉書20枚セットを購入。

神戸のチョウ
エントランスでは須磨離宮チョウの会の協力による「森の宝石と神戸のチョウ」展が催されていました。神戸には日本に生息する蝶の約3分の1にあたる約82種が生息しており、そのほとんどが展示されていました。
手塚治虫と昆虫のつながりは深く、手塚治虫展でも1943年に描かれた昆虫標本の写生が展示されていました。その隣でこうした展示があると、続きを見ているようでしたね。

美術館すぐ近くのホテルプラザ神戸の中にある、カフェ マメールでお茶にしました。

ケークパシオン
パッションフルーツのムースが美味しい、ケークパシオン。しろと半分こして食べました♪

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