謹賀新年 - 小松左京の描いた2018年

皆さま、あけましておめでとうございます。へろんです。本年もどうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m

2018年! 21世紀に入ってからもう18年目です。私たちが小さい頃、21世紀といえばとんでもなく未来のことで、その頃の世の中はもっともっと進んでいるものと思っていましたが、現実の2018年はまだまだそんなに世の中変わってない気がしますね(もちろん変わったところもいっぱいあるのですが……)。

さて、2018年といえば思い出すSFに、小松左京(1931~2011)の「果しなき流れの果に」があります。

角川文庫版「果てしなき流れの果に」表紙

小松左京は星新一、筒井康隆と共に「御三家」と呼ばれる、日本SF界を代表するSF作家で、私にとってすべてのジャンルの中でも一番好きな作家です。そもそも私がSF好きなのも小松左京の影響が非常に大きく、理系に進んだきっかけの一つでもありました。
小松左京の数多くの作品の中でも特に好きなのが、この「果しなき流れの果に」。この作品は小松左京の最高傑作とも言われ、2001年の日本SF作家クラブ会員によるアンケートでは「オールタイム・オールジャンル・ベスト」国内作品1位、最近でも2014年の「SFマガジン」700号「オールタイム・ベストSF」国内長編2位と、日本SFの最高峰の一つとして強く支持されています。

概要や内容は長くなるのでWikipedia等にゆずるとして、この作品が描かれたのは1965年と実に半世紀以上前であるにも関わらず、今読んでもまったく古さを感じさせない、携帯電話がないことぐらいを除けば現代を舞台に描かれていると言ってもほとんど違和感がないことに驚かされます。

この中で、一人の女性が少しずつ年をとりながらも、作中の現在(つまり1965年頃)から半世紀にわたって大阪南部の変化を見つめ続ける場面があります。
彼女の見つめる世界では、テレビの世界中継が当たり前となり、アメリカへ3時間半で行けるジェット機が就航し、八尾空港が拡張されて第二大阪空港となり、葛城と生駒を結ぶハイウェイが開通し、多奈川に原子力発電所が建設され、モノレールやエアカー専用ハイウェイができ、国道26号線が10車線に拡張されてアメリカのホバークラフトが走り、広域行政で「近畿州」が誕生し、第二次市町村統合で南大阪市という大都会が誕生し、日本が月へ探検隊を送り……
そうした変遷を見ながら息を引き取るのですが、その年が2018年

関西空港は恐らくまだ計画もなく、原発事故もまだ起こっていなかったため八尾空港拡張や原発建設があるのでしょうが、それを抜きにしても、今から先の未来を描いたとしても、ほとんど違和感がありません。

この後、作中では主人公たちが恐竜時代から未来は45世紀まで、広大な時空間を駆け巡り、ついにはこの宇宙の進化を外側から垣間見るというクライマックスを迎えます。この場面、世界でも最もスケールの大きな作品の一つだと思います。

今年、2018年の50年後は2068年。いったいどんな世の中になっているのでしょうか。小松左京が1965年に生き生きと2018年までを描き出したように、2068年までの世の中を我々は思い描くことができるでしょうか。
せめて、2068年まで世界が平和で穏やかであり続けてくれますように、現在蓄積している環境問題や国際問題が少しでも好転してくれるよう、祈りたいものです。

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映画「宇宙戦艦ヤマト2202 第三章 純愛編」感想

へろんです。
7月に第二章を観に行った旧友と、「宇宙戦艦ヤマト2202 第三章 純愛編」も一緒に行ってきました。

「宇宙戦艦ヤマト2202 第三章」タイトル
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第三章 純愛篇 本予告60秒ver. より拝借しました。以下同様。

第二章の感想の最後でも書きました、ガトランティスの大戦艦(2202ワールドではカラクルム級と言うそうですね)による “いわしトルネード”(笑)。のっけからやってくれます。

「宇宙戦艦ヤマト2202 第三章」大戦艦の大群

こうして見ると、いわしだけでなく後部メインエンジンの青い光が熱帯魚のアフリカンランプアイを連想させます。艦体のデザインも含めていろんな意味でなんか魚っぽさを連想させますな(^^)
次々とワープアウトしてくる大戦艦、その数1万5000以上……! おお、これまでのヤマトワールドに比べて銀河英雄伝説の主力艦隊に匹敵するスケールですな……

「宇宙戦艦ヤマト2202 第三章」大戦艦の大群

と思ってたら、さらにどんどん増えて、250万隻!?
そこまで増えたらもう文明のスケールが違います。

そんなスケールの違い過ぎる敵に対して、波動砲を使うかどうか悩む古代。いやこういう状況では使わざるを得ないと思いますが、使うと決断するきっかけはいまいちピンときませんでした。
この波動砲問題、暗に核兵器や自衛問題の寓意ということはないかと危惧します。核兵器のような現実問題は、相手も同じメンタリティを持つ同じ人間であるという点を忘れてはなりません。一方、ガトランティスのようにスケールの違いすぎる相手というのは、逆に人間と同じと考えると危険なことになりかねません。
「波動砲使用もやむを得ない、とんでもない敵と戦うこと」と「話せば分かる余地のある、相互理解の可能性のある人間を相手に核兵器や軍事力を使うかどうか」はまったく別物です。これを同列に考えてしまうと、そこには危うさ、キナ臭さが感じられます。本作にはそんな意図はないと考えたいのですが……。

さて波動砲でガトランティスの攻撃を阻止した後、第11番惑星上に漂う250万隻の大艦隊。真田さんがガトランティス人には修理して再利用するといった概念がない、というようなことを言ってましたが……そうなるとこの大艦隊はそのまま放置!? 乗員はどうなるんでしょう? 実はほとんどは無人艦だったとすれば理解可能ですが。あるいは乗員も含めて使い捨て!? 本当にそうなら、やはりメンタリティが違いすぎます。それから250万隻を使い捨てにできるということは、全体ではその数倍以上の艦隊を有していることになります。やはりスケールが違いすぎる……。
ここはいっそのこと、ガトランティスの使い捨て文明に対抗して、エコリサイクルの地球文明が250万隻の大艦隊を再利用するという展開はどうでしょう(笑)

これほどスケールの大きなガトランティスを率いるズォーダー大帝ですが、古代に対して「お前の愛を選べ」と卑劣な選択を迫ることになります。何だかね……超大国の絶対的独裁者の割には、策を弄しすぎというか、やることが小物っぽい気がしてしまいます。神経質な側近辺りがやったこと、なら分かる気もするのですが。
それと、例え古代がどう選ぼうが、冷徹な暴君だったら最終的には3隻とも爆破するのではないかと思います。ただこの時は森雪の行動がたぶんズォーダーの予想を超えていたのでしょう。

そして飛び降りた森雪を助けにコクピットを飛び出す古代。落ちながらもう一度コクピットに戻れるのだろうか……。

この後波動砲をぶっ放して古代と雪も、ガミラス艦3隻も助かったようですが、どういう理屈で助かったのか、どうも分かりませんでした。理屈はともかく、土方さんの指揮は冴えてますね。これで第二代艦長就任かと期待したのですが。

それからキーマンは波動エンジンに何をしたのか? そもそもキーマンの正体は何ぞや!?

いろんな意味で謎の多い第三章でした。
そうそう、宇宙ホタルのエピソードも何だったんでしょうね。てっきり策略の一つかと思ってしまいました……。

「宇宙戦艦ヤマト2202 第三章」発進場面

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第三章 純愛篇 本編冒頭10分【期間限定公開】 より拝借しました、ヤマトの発進シーン。おお、3年前にはガミラスの遊星爆弾で壊滅的打撃を受け、海まで干上がっていたのですが、しっかり日本列島の形が復活してるんですね。

映画「デイ・アフター・トゥモロー」再見感想

へろんです。
2004年公開のアメリカ映画「デイ・アフター・トゥモロー」は、当時友人と映画館で観て、ホームページにもこんな文章をアップしました。あらすじや当時の主だった感想などこちらに載せておりますので、あわせてご覧いただければ幸いです。
2017年10月13日、読売テレビの金曜ロードショーでこの映画が放送され、もう一度見ることができました。

「デイ・アフター・トゥモロー」パンフレット(2004)
2004年公開当時のパンフレット。

もう一度見られるということで楽しみにしていた一つは、まるで中華街のような東京のシーン。……あれ? ない!? 見逃したのかなあ。それとも削られたのかなあ……。

この映画では、温暖化によって極地などの氷が融解し、淡水が大量に流れ込むことにより、海水の塩分濃度が低下して海流が停止、海流によって運ばれていた熱が運ばれなくなり、寒冷化が進行するという環境破壊の危機を描いています。
作中では危機を訴える主人公に対し、アメリカ副大統領がまともに取り合わず、対策が遅れていく様子が何度も描かれています。

「ですが一刻を争うんです。地球の気候が急激に変わろうとしている。今後6週間から8週間の間に」
「そういうのが起きるのは100年後という話だったろう」
「間違いでした」
「今回が間違いだ」

現実にも温暖化をはじめいろんな場面で、こうしたやり取りが繰り返されているのでしょう。
そうこうしているうちにヘリコプターの燃料も凍るほどの寒冷化(ちなみに作中で燃料はマイナス101℃で凍結すると説明されていました)が北半球を襲い、アメリカ人は難民と化して、メキシコへ「不法入国」の形で逃げ出していきます。昔の文章でも、この映画はアメリカ版「日本沈没」ではないか、と書きましたが、改めて見てもこの辺りはよく描いてくれたなあ、と思います。
ラスト、危機を甘く見ていた副大統領は、大統領として(途中で大統領は暴風雨に遭遇して亡くなったため)メキシコの大使館から演説を行います。

「この数週間、私たちは自然の容赦ない破壊力を前に、己の傲慢さを思い知らされました。長きにわたり、地球には限りなく資源がある、いくらでも好きに使えばいいと考えて生きてきました。そのような私たちは、間違っていた。私もです。隣国の大使館から、こうして最初の挨拶をしていること自体、新たな現実を迎えた証です。
今アメリカ人、そして世界中の大勢の人たちが、途上国と呼ばれた国々に世話になっています。助けを求める私たちを、彼らは迎え入れてくれた。温かいもてなしの気持ちに、深く感謝します」

やっぱりこの辺りは「日本沈没」を彷彿とさせます。
こうした場面は、パリ協定からの離脱を宣言した現大統領にも見てほしいんだけどなあ……。

それにしても当時も思ったけど、アメリカ人はメキシコに逃げることができても、日本人はどこへも逃げようがないなあ、とぞっとします。
デイ・アフター・トゥモロー」ポスター東京バージョン(2004)
2004年公開時のポスターの一つ。映画は当然アメリカをメインに描いていますが、一国だけにとどまるものではなく全世界に及ぶものだということを訴えるため、ロンドンやパリのバージョンも作られたそうです。

ヘリの燃料も凍るほどの極低温がそのまま居座ってしまったら、もう人類滅亡やなあ、と思いますが、最後には少しマシになって(それでもかつての氷河期ぐらい?)気候変動は落ち着きます。南半球が助かる程度でまだ良かった。
なにしろ地球の歴史上、赤道付近も含め、完全に氷床や海氷に覆われた全球凍結といわれる状態があったとも言われているのですから。

それにしても、改めて調べてみても温暖化や海流停止の可能性については、反対意見もあったり議論が続いているようです。本当はどうなるのか、それは誰にも分からないことなのでしょう。どちらか分からないのであれば、ならばこそ、悪い方の可能性にも目を閉じることなく向き合っていかねばならないのでしょう。そのためにも、こうしたSFの王道を描いた作品がもっと注目されてほしいものです。

映画「メッセージ」感想 - その2

へろんです。
「メッセージ」感想その1を6月にアップしてから間が空いてしまいましたが、一部を除いて公開もほぼ終了してるようですので、続きをアップしたいと思います。ネタバレもありますので、ご了承の上お読みいただければ幸いです。

       *       *       *

世界各地に出現した異星人(ヘプタポッド)に対し、中国人民解放軍のシャン上将は宣戦布告することを宣言します。アメリカでは女性言語学者ルイーズ・バンクス達が異星人とのコンタクトを続けてきましたが、戦争の危機を前に、アメリカも撤収を決めます。コンタクトを続けようとするルイーズに対し、CIAのハルパーン捜査官はコンタクトの継続を諦めることを強制してきます。

その頃ルイーズは、時間の概念がまったく異なり、過去も未来も同時に存在しているという世界観を持つヘプタポッドの言語を習得することにより、未来の光景が垣間見えるようになっていました。
何とか中国の開戦を阻止したいと苦悩するルイーズの心中に、未来の光景が現れます。

それは今から1年半後、ヘプタポッドの言語を研究した本の出版記念パーティのようでした。そこには中国や日本も含め、各国の国旗も掲揚されています。
そして出席者の一人として、中国人民解放軍のシャン上将がやってきます。
シャン上将はルイーズに語りかけます。「1年半前、あなたが私に電話をかけてきたことに驚かされた」。それによって私は攻撃回避を決断したのだ、と。
「でもあなたの電話番号を存じ上げませんわ」
するとシャン上将はほほ笑み、自分の携帯を取り出して電話番号を表示させます。「ほら、今知った」と。

電話番号を知った現在のルイーズは、ハルパーン捜査官の携帯電話を使ってシャン上将に電話しようとします。しかし、ルイーズはシャン上将に何と言ったのか? 何と言えば戦争の危機を回避できるのか?

必死で凝視する未来の光景の中で、シャン上将がルイーズの耳元にささやきます。あなたはこう言った。それは私の妻が死の間際に残した言葉と同じだったのだ。

そこまで見た現在のルイーズは、未来の光景で見た番号に電話をかけ、そして聞いた言葉を伝えます。
そこへなだれ込んでくるハルパーン捜査官。ルイーズが使った電話を取り上げ、彼女の努力もここまでか、となりますが……

間もなく - 中国が戦争回避を決断したことが伝えられます。そして通信回線を切断していた各国は再び回線をつなぎ、それぞれ各国がバラバラに探究していた情報が集まり、つながり始め、事態は良好な方向へ。

やがて……世界12ヶ所に出現していたヘプタポッドの宇宙船は、上昇を開始し、消えていきます。まるで地球人がまとまったことを見届けたかのように。
ヘプタポッドがルイーズに語ったことの一つに、彼らが地球にやってきた目的の一つは、3000年後には地球人の助けが必要になるから、というものがありました。だからこそ現代の地球人を助けるために「武器」(=ヘプタポッドの言語)を伝えたのでしょう。これにより地球人がまとまることができるように。
3000年後にはヘプタポッドとのいかなる再会が待っているのでしょうか。

       *       *       *

さて……上記のようにルイーズは未来の自分を見ることで戦争の危機を回避したわけですが、少々不思議なことがあります。未来のルイーズが現在の自分の延長線上の自分自身であるならば、未来の自分はすでにシャン上将の電話番号を知っているはずです。しかし未来の自分は知らず、教えてもらって初めて知ったように描かれていました。
とすれば……未来の自分が知らないことを現在の自分が知る、という「因果律(まず原因があって、それにより結果がある)の崩壊」が起こっているわけですよね。
未来の自分が知らないのではなく、知っているがもう一度確認した、みたいな描き方だったら因果律は崩壊しなかったのでしょうが……(例えば、未来のルイーズが「あれからも番号は変わっていませんか?」と問い、シャン上将はほほ笑んで「もちろん変わっていませんよ、ほら」と携帯を示す……私だったらそんなやり取りを描くだろうな)。
あるいは……ヘプタポッドにとって時間は直線的な流れではなく、過去も未来も同時に存在しているという世界観を有しています。その言語を学んだルイーズにとってもすでに、過去も未来も同時に存在しているようなものであり、原因→結果という因果律はすでに無意味なものになっている、ということなのかも知れませんね。
ルイーズに電話番号を教え、その時の言葉を伝えたシャン上将も、実はヘプタポッドの言葉を習得していて、自分が教える行為が過去の危機を救ったということを理解した上でルイーズに伝えたのかもしれません。「ほら、今知った」という微笑みは、そうしたことを示唆していたのかもしれませんね。

ところでパンフレットには、世界各地に出現したヘプタポッドの宇宙船のイラストが掲載されています。北海道に現れたという光景がこれ。

函館市街上空のヘプタポッド宇宙船
この地形からすると……これって函館じゃありませんか!

函館市街上空のヘプタポッド宇宙船
しかも函館市豊川町のあたりではないかと。こんな都市のど真ん中に、しかもこんな低空に出現したとは!!

そして、ラスト付近でヘプタポッドの宇宙船が消えていくシーンの一つがこちら。

日本上空から消えゆくヘプタポッド宇宙船
※予告編より拝借しました。予告編では「正体不明の物体が世界各地に出現」というナレーションとともにこの場面が使われていましたが、映画ではヘプタポッドの宇宙船が消えていくシーンとして使われていました。

これは……東京ではありませんか!! 画面左手前に見える白っぽいビルはよく見ると裾広がりになっており、どう見ても新宿ビル群の一つ、損保ジャパン日本興亜本社ビルに見えます。函館とちゃうやん! 日本では北海道ではなく新宿上空に出現していたのか!? いえいえ、映画の中ではちゃんと「北海道」て言ってました。
……もしかして外国の方にとっては北海道と東京ってほんのすぐ隣だと思われてるんですかね??

映画「宇宙戦艦ヤマト2202 第二章 発進編」感想

へろんです。
SF話でいつも盛り上がる旧友に引っ張られて、「宇宙戦艦ヤマト2202 第二章 発進編」を観てきました。

宇宙戦艦ヤマト2202
宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会公式ツイッターより。6月23日の投稿で「お出かけなう。に使って良いよ。」とのことで拝借しました。「なう」じゃないけど許して。

「宇宙戦艦ヤマト」。1974年に初めて放送された第一作から始まるオリジナル版シリーズは、幼心にSFへの指向を決定づけるきっかけの一つになりました。
しかし1978年に公開された「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」は、確かに感動的ではありましたが、真っ正面から死を美化したラストが物議をかもしました(2005年公開の邦画「ローレライ」の感想文でそのあたりも触れましたので、よろしければご参照ください)。

ところが1978~1979年にTV放送された「宇宙戦艦ヤマト2」では「さらば~」から大きくラストが変更され、これも賛否両論意見が分かれました(感動的だがキナ臭さも感じる「さらば」のラストを是とするのか、あまりにもあっけないご都合主義的な「2」のラストを是とするのか? ……大学時代の友人は「自分のヤマトは『さらば』で終わった」と言ってました)。

以後、1983年公開の「宇宙戦艦ヤマト 完結編」に至るまで、ゾンビのように何度も復活することに疑問を感じて多少の距離を置きながらも、オリジナル版宇宙戦艦ヤマトシリーズはやはり気になる作品ではあり続けました。

はたして今回のこのリメイクは「さらば」か「2」かどちらに沿っていくのか……その辺りが大きな興味の一つなのですが、今のところまだはっきりしません。
オリジナル版は「一隻だけでどうしてそんなに強いんだー!」と仲間うちでよく突っ込んでいたものです。一方このリメイクでは、艦隊行動や政治背景をより絡めようとしているようですが、若干消化不良のような気もします。やはりオリジナル版のイメージが強いからですかね。

最初の方で「アケーリアス遺跡調査」の話がちらと出てくるのですが、これってオリジナル版「完結編」のアクエリアスのことですかね。ということは「完結編」の設定やストーリーまで取り込んで続けていくつもりなのか……とそこまで考えた時、はたと気がつきました。

そうか、この2202はまさに同人誌を作ってるようなものなんじゃなかろうか……

私も「銀河英雄伝説」の二次創作でやってましたが、原作では後の方にちらっと出てくるキャラクターや設定を、作品世界の別の場面で登場させるのはとても楽しい創作活動でした。
ヤマト2202も、かつてオリジナル版を楽しんだ人々がその舞台をより深化させようとして、試行錯誤されているんでしょうね。オリジナル版を尊重しつつ、新しい設定や解釈が広がっていくものと期待したいです。

印象に残ったシーンの一つは、舷側をこすりながらすれ違うヤマトとアンドロメダ。これってパトロクロスケルンテンじゃん!(分かる方、お友達になりましょう ^^)

エンドロールの後で「第三章 純愛編」の予告が流れましたが……ガトランティスの大戦艦がまるで水族館のいわしトルネード状態でした(爆)

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