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奈良県桜井市・長谷寺

へろんです。
桜の季節、「花の御寺」として知られる奈良県中央部の長谷寺へ行ってきました。
長谷寺縁起によれば、686年(朱鳥元年)道明上人によって創建され、727年(神亀4年)徳道上人が御本尊の十一面観世音菩薩像を造立したとのことです。

長谷寺仁王門
仁王門。現在の建物は1894年(明治27年)の再建で、重要文化財に指定されているそうです。

長谷寺登廊
仁王門をくぐると、399段の登廊(のぼりろう)が続きます。この日の午前中は雨が降っていましたが、屋根があるので助かります。

長谷寺特別拝観看板
御本尊の十一面観世音菩薩も拝観してきました。入り口で「結縁の五色線」を頂き、左腕にはめます。塗香を手にすり込んで、観音様の足元へ。看板の写真のように、ひざまずく形で大きな御足に触れ、「ご縁」を結びます。撮影はできませんので写真はありませんが、御身の丈三丈三尺(10メートル余)というご本尊は壮麗でした。現在の御像は1538年(天文7年)の作と伝えられるそうです。

長谷寺本堂外舞台
本堂外舞台。ここからの景色も素晴らしいですが、まだ雨が降り続いていて、けむっていました。

本堂外舞台より五重塔方向を望む
本堂外舞台から五重塔方向を望みます。

長谷寺大黒堂
大黒堂。「商売を繁盛させ、財宝を人々に授け、台所を守護し食物を満たすご利益がある」とのこと。

長谷寺五重塔
五重塔につく頃には雨もやみ、陽がさしてきました。1954年(昭和29年)、戦後日本に初めて建てられた五重塔で、「昭和の名塔」と呼ばれているそうです。

長谷寺休憩所付近の桜
休憩所付近の桜が見事に咲き誇っていました。

御朱印は4種類あるとのことで、そのうち2つを頂くことにしました。

長谷寺御朱印
奈良大和四寺巡礼の御朱印。「慈悲仏」と書かれています。御本尊の観音菩薩を示しているそうです。
調べていると、この御朱印を書いている様子の動画がありました。達筆ですね。

長谷寺御詠歌御朱印
もう一つは、御詠歌入りの御朱印を初めて頂きました。
西国三十三所の第八番札所の御詠歌で、「いくたびも まいる心は 初瀬寺 山も誓いも ふかき谷川」と書かれています。初瀬寺は長谷寺の古称です。
長谷寺略縁起によれば、花山法皇(第65代天皇;在位984~986、出家して「法皇」となる)が詠んだ一首だそうです。

左上には西国三十三所草創1300年記念特別印が押されています。
「西国三十三所草創1300年」HPによれば、「中山寺由来記」に「718年(養老2年)徳道上人が62歳のとき、閻魔大王に会い、巡礼によって人々を救うように託宣を受けるとともに起請文と三十三の宝印を授かり現世に戻され、この宝印に従って霊場を定めた」と記述されており、ここから2018年が西国三十三所草創1300年となるそうです。

長谷寺結縁の五色線と散華
観音様との結縁の証として頂く五色線と、御朱印と一緒に頂いた散華。

長谷寺の起き上り守
授与所で動物の起き上がりこぼしを頂きました。レシートを見ると「起き上り守」となっていたので、これも御守の一つのようです。


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