和歌山県・串本海中公園
へろんです。
和歌山旅行の帰りは海沿いに西へと進み、締めくくりに串本海中公園へ立ち寄りました。
実は串本海中公園はもう何度も来ているお気に入りのスポットです。

串本海中公園水族館の入り口では記念写真撮影があり、カードにプリントされた小さめの写真は無料でもらえます。大きな写真は1200円ですが、実は来るたびに記念にこの写真を買っており、並べてみると自分の変遷が白日のものに……(◎_◎;)
水族館では約500種、5000点の生き物たちが展示されています。

入り口近くにある「串本の海 大水槽」。大小色とりどりの魚が泳いでいます。


サクラダイ Sacura margaritacea
生まれたときは全てメスですが、成長するとオスになる、性転換する魚。主に南日本沿岸に分布し、長い間日本の固有種と考えられていましたが、近年パラオ近海などでも確認されているのだとか。

モンハナシャコ Odontodactylus scyllarus
正面から見た写真。全身を撮れれば良かったのですが、全身カラフルな綺麗な色をしています。ハンマー状の捕脚から繰り出されるパンチの威力は強力で、アサリの貝殻などは簡単に割ってしまうそうです。水槽に入れておくと、その水槽のガラスを叩き割ってしまうという話も聞きます。

ニセゴイシウツボ Gymnothorax isingteena
約2メートルにも成長する、ウツボの中でも最大級の種類だそうです。碁石状の斑点が特徴ですが、この斑点、口の中にもあるんですね。

ショウグンエビ Enoplometopus occidentalis
全身に長い毛が生えているのが特徴。採取されることが少ない珍しいエビだそうです。
串本沿岸海域には約120種類ものサンゴが生息しており、熱帯魚類をはじめ多くのサンゴ礁性動物が見られます。北緯33度30分という北にありながら、熱帯性生物群集が豊富にみられる貴重な場所であることから、2005年11月ラムサール条約に登録されました。

串本で多く見られるサンゴの標本。クシハダミドリイシ Acropora hyacinthus というサンゴ(写真中央左)がいちばん多いそうです。
串本海中公園ではウミガメの保護にも力を入れており、産卵・飼育・生態研究に取り組んでいます。1995年8月、世界で初めて飼育下でアカウミガメの繁殖に成功。2010年9月には世界初の飼育下での繁殖によるアカウミガメ孫世代(F2)が誕生しています。

2017年8月に人工産卵場で生まれたアカウミガメの赤ちゃん。生まれた時の甲羅の長さは4.5センチ、体重は20グラムしかないそうです。

こちらは同じく2017年8月に生まれたアオウミガメの赤ちゃん。生まれた時の甲羅の長さは4センチ、体重は30グラム。アカウミガメよりも一回り大きいんですね。

屋外のウミガメプールには大きな成体のウミガメが悠然と泳いでいます。餌やりもできます。

水族館の裏側(バックヤード)が覗けるコーナーもあります。こんな風に餌を準備しているんですね。
そして今回の特別展はアーケロンプロジェクトで製作された、アーケロンの実物大彫刻模型。

アーケロン Archelon sp.は中生代白亜紀後期に北米に棲息していた史上最大のウミガメ。やはりでかい!

2019年12月29日まで展示されているそうです。


こちらは海洋堂専属造形師の古田悟郎氏が制作したアーケロン生体模型。

1250トンの水槽を通る、長さ24メートルの水中トンネル。1988年、日本で2番目にできたものだそうです。

半潜水型海中観光船ステラマリス。
船内には水面下の展望窓があり、海中を観察することができます。この船にも何度か乗っているのですが、手持ちのデジカメではきれいな写真がなかなか撮れません(泣)

海中展望塔。
140メートル沖合にあり、水深6.3メートルの海底の光景が観察できます。


メジナ(グレ)の大群が間近に観察できます。グレは本来は警戒心の強い魚なので、こうして大群を間近で見ることができるのは珍しい光景だそうです。

窓のすぐそばまで魚が寄ってくることもあります。
この串本海中公園は本州の最南端にあって、やはり海の景色の違いが感じられます。来るたびに新しい展示もあり、飽きることのない施設です。

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和歌山旅行の帰りは海沿いに西へと進み、締めくくりに串本海中公園へ立ち寄りました。
実は串本海中公園はもう何度も来ているお気に入りのスポットです。

串本海中公園水族館の入り口では記念写真撮影があり、カードにプリントされた小さめの写真は無料でもらえます。大きな写真は1200円ですが、実は来るたびに記念にこの写真を買っており、並べてみると自分の変遷が白日のものに……(◎_◎;)
水族館では約500種、5000点の生き物たちが展示されています。

入り口近くにある「串本の海 大水槽」。大小色とりどりの魚が泳いでいます。


サクラダイ Sacura margaritacea
生まれたときは全てメスですが、成長するとオスになる、性転換する魚。主に南日本沿岸に分布し、長い間日本の固有種と考えられていましたが、近年パラオ近海などでも確認されているのだとか。

モンハナシャコ Odontodactylus scyllarus
正面から見た写真。全身を撮れれば良かったのですが、全身カラフルな綺麗な色をしています。ハンマー状の捕脚から繰り出されるパンチの威力は強力で、アサリの貝殻などは簡単に割ってしまうそうです。水槽に入れておくと、その水槽のガラスを叩き割ってしまうという話も聞きます。

ニセゴイシウツボ Gymnothorax isingteena
約2メートルにも成長する、ウツボの中でも最大級の種類だそうです。碁石状の斑点が特徴ですが、この斑点、口の中にもあるんですね。

ショウグンエビ Enoplometopus occidentalis
全身に長い毛が生えているのが特徴。採取されることが少ない珍しいエビだそうです。
串本沿岸海域には約120種類ものサンゴが生息しており、熱帯魚類をはじめ多くのサンゴ礁性動物が見られます。北緯33度30分という北にありながら、熱帯性生物群集が豊富にみられる貴重な場所であることから、2005年11月ラムサール条約に登録されました。

串本で多く見られるサンゴの標本。クシハダミドリイシ Acropora hyacinthus というサンゴ(写真中央左)がいちばん多いそうです。
串本海中公園ではウミガメの保護にも力を入れており、産卵・飼育・生態研究に取り組んでいます。1995年8月、世界で初めて飼育下でアカウミガメの繁殖に成功。2010年9月には世界初の飼育下での繁殖によるアカウミガメ孫世代(F2)が誕生しています。

2017年8月に人工産卵場で生まれたアカウミガメの赤ちゃん。生まれた時の甲羅の長さは4.5センチ、体重は20グラムしかないそうです。

こちらは同じく2017年8月に生まれたアオウミガメの赤ちゃん。生まれた時の甲羅の長さは4センチ、体重は30グラム。アカウミガメよりも一回り大きいんですね。

屋外のウミガメプールには大きな成体のウミガメが悠然と泳いでいます。餌やりもできます。

水族館の裏側(バックヤード)が覗けるコーナーもあります。こんな風に餌を準備しているんですね。
そして今回の特別展はアーケロンプロジェクトで製作された、アーケロンの実物大彫刻模型。

アーケロン Archelon sp.は中生代白亜紀後期に北米に棲息していた史上最大のウミガメ。やはりでかい!

2019年12月29日まで展示されているそうです。


こちらは海洋堂専属造形師の古田悟郎氏が制作したアーケロン生体模型。

1250トンの水槽を通る、長さ24メートルの水中トンネル。1988年、日本で2番目にできたものだそうです。

半潜水型海中観光船ステラマリス。
船内には水面下の展望窓があり、海中を観察することができます。この船にも何度か乗っているのですが、手持ちのデジカメではきれいな写真がなかなか撮れません(泣)

海中展望塔。
140メートル沖合にあり、水深6.3メートルの海底の光景が観察できます。


メジナ(グレ)の大群が間近に観察できます。グレは本来は警戒心の強い魚なので、こうして大群を間近で見ることができるのは珍しい光景だそうです。

窓のすぐそばまで魚が寄ってくることもあります。
この串本海中公園は本州の最南端にあって、やはり海の景色の違いが感じられます。来るたびに新しい展示もあり、飽きることのない施設です。

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