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三重県・鳥羽水族館

へろんです。
三重の水族館第二弾、鳥羽水族館です。ここには2008年(平成20年)と今からちょうど10年前に訪れました。

鳥羽水族館入り口で記念撮影
入り口での記念撮影。10年前か……(遠い目 ^^;)

鳥羽水族館は日本で唯一ジュゴンを飼育していることで有名です。ただなぜかこの時はジュゴンを見た記憶がない……。

受付のジュゴン(笑)
……で、なぜかこういうジュゴンの写真はあったりするのですが(爆)

受付のジュゴンその2
こちらのジュゴンは頭にカメが乗っていたりします。

2013年に鳥羽水族館が日本動物園水族館協会に確認したところ、鳥羽水族館の飼育する生き物の種類が約1,200種というのは日本一だったそうです。ちなみに葛西臨海水族園は935種、沖縄美ら海水族館は928種だったとか。ここらへんの原典は現在アクセスできないものもありますが、「入場者数減に歯止めをかけた水族館再生の情報戦略」(2015)にも「現在約1,200種、30,000点もの生物を展示する同館は、“飼育種類数”で断トツの日本一を誇る」と記されています。

まさか10年後にブログに載せるなんて夢にも思っていなかったので種類などは記録していませんでしたが、水槽を泳ぐ魚たちの写真を何枚か……

鳥羽水族館の魚


鳥羽水族館の魚


鳥羽水族館の魚


鳥羽水族館の水槽を泳ぐカメ


鳥羽水族館アシカショー
アシカショーは今でも目玉のイベントのようですね。ずいぶん芸達者なアシカたちが楽しませてくれました。

鳥羽水族館アシカショー


鳥羽水族館アシカショー


鳥羽水族館アシカショーのオタリア
アシカの仲間、オタリア。いわゆるアシカとは体形がだいぶ違います。

鳥羽水族館のセイウチ
セイウチは写真で見ると実感しにくいですが、実物を見た時は「でかい!」と思ったことを記憶しています。

当時、三重に行くなら鳥羽水族館に行きたいと思った目的は、実はたくさんの貝殻の展示も行っていることを知ったからです。
鳥羽水族館は約13000種という世界有数の貝のコレクションを所蔵しており、鳥羽水族館マリンギャラリーには約1000種2000点の貝が展示されています。

鳥羽水族館の寺町コレクション
この鳥羽水族館所蔵コレクションの中心となっているのが寺町コレクションで、京都の画家で貝類の収集家であった寺町昭文氏(1898~1978)が50年の歳月をかけて約7000種類の世界の貝類を収集したそうです。このコレクションは量・質共に世界第一級のコレクションで、鳥羽水族館が永久保存することを条件にゆずり受けたものだそうです。

鳥羽水族館のリュウグウオキナエビス
リュウグウオキナエビス Entemnotrochus rumphii
オキナエビス類の中では最大種。かつてはめったに採れず、1969年に鳥羽水族館が1万ドル(当時360万円)で購入したもので、当時は世界に4個しかなく、日本では2個目ということで大変話題になったそうです。
世界一高価な貝としてギネスブックに登録されているとの記述も見られます。

鳥羽水族館のリュウグウダカラ
リュウグウダカラ Cypraea fultoni
ドル立てでは世界一高価な貝として紹介。アフリカの深海魚の胃の中から採取されたもので、1987年に1万1千ドル(当時約150万円)で鳥羽水族館が購入したものだそうです。
1万1千ドルということは、リュウグウダカラが世界一高価な貝ということになるのでしょうか。為替レートの違いから円に換算するとリュウグウオキナエビスの方が高くなるわけですが……。あるいは、1969年と1987年の貨幣価値の違いも考慮して換算しなければならないんでしょうか? うーむ、分かりません。
それにしても、どちらも鳥羽水族館とは。すごいですな。

飼育種類数日本一に認定されたのは2013年ですが、2008年当時も結構大きく感じ、人も混んでいました。決められた順序がないそうですが、大きいだけにどこを回ったか分からなくなってくる印象でした。この頃はまだ予習していくことはあまりなかったのですが、次に行く機会があったら予習して、できるだけ見逃しがないようにしたいものですね。


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三重県・志摩マリンランド

へろんです。
諸手続きはお役所関係がようやく山を越えて、あとはこれとこれ……と思っていたら新しい書類が送られてきて、なかなかゴールが見えないものですね(>_<)

そんな状態ですが、そろそろ昔の写真からブログ更新を再開したいと思います。
まずは2016年2月に訪れた、三重県志摩市の賢島にある水族館、志摩マリンランドです。

志摩マリンランド
入り口方向から見ると鋭角的な建物ですが、アンモナイトをイメージしているそうです。上から見た感じがアンモナイトなんですかね。

Wikipediaによると、近畿日本鉄道が親会社で、1970年の大阪万博開催に合わせて大阪難波-賢島間の直通運転を開始するにあたり、観光客誘致のために、また近鉄が創業60周年を迎えることから、その記念事業の一つとして、志摩線終点の賢島に設置したそうです。

志摩マリンランド
ここに載せた写真はすべて2016年2月26日のものですので、今はいない生き物や変わっている施設などがあるかも知れませんが、ご了承下さいませ。

志摩マリンランドのアンモナイト化石
水族館本館と古代水族館からなり、古代水族館の方には本物の化石や「生きた化石」などが展示されています。

志摩マリンランドのパラオオウムガイ
パラオオウムガイ Nautilus belauensis
「生きた化石」といえばオウムガイもその一つですね。パラオオウムガイは世界に5種類いるオウムガイ類の中でも大型の種で、ここ志摩マリンランドが1988年12月に世界で初めて飼育下の繁殖に成功したそうです。
なお、同じ三重県にある鳥羽水族館のHPには、2017年10月より国内で唯一、パラオオウムガイの展示を開始したとの記事があります。ということは2017年には志摩マリンランドにはいなかったということになりそうですね。

志摩マリンランドのサンゴ礁水槽
水族館本館の色鮮やかなサンゴ礁水槽。

黄金色のオニオコゼ
黄金色のオニオコゼ。写真を携帯の待ち受け画面にしておくと金運が良くなるといううわさまであるのだとか。

イセエビのフィロソーマ幼生
イセエビのフィロソーマ幼生。卵から孵化した幼生はこのように親とは似ても似つかない形をしており、300日ほどこの姿で浮遊生活を送るそうです。ごく小さい上に透明の体ですから、なかなか上手く撮れません……

ウコンハネガイ
ウコンハネガイ Ctenoides ales
外套膜(触手の根元の赤い部分)の外側に沿った白く細いラインが、青白く稲妻のように明滅する「光る二枚貝」として知られています。俗に「ディスコ二枚貝」とも言われるのだとか。しかし志摩マリンランドの研究で、外套膜の先端を素早く巻き込んだり伸ばしたりすることで、光を反射する白いラインが見えたり隠れたりするため、肉眼では閃光のように見えているということが分かったそうです。発光しているわけではなかったんですね。

腕が96本もあるマダコ
腕が96本もあるマダコ。1998年12月に的矢湾で捕獲されたもので、2006年現在の国内最多腕記録。このタコは飼育中に産卵までしましたが、その子供は普通の8本脚だったのだそうです。

海女さんによる餌付けの実演
サメ、ブリなどおよそ50種約2500匹の魚が泳ぐドーナツ型の回遊水槽では、海女さんによる餌付けの実演も行われています。

志摩マリンランドのマンボウ
志摩マリンランドは「マンボウの泳ぐ水族館」を標榜しており、それに違わず、何頭もの大きなマンボウがゆったりと泳いでいました。

志摩マリンランドのペンギン島
屋外にあるペンギン島での餌やり風景。異なる種類のペンギンがいるようですね?

志摩マリンランドのケヅメリクガメ
ケヅメリクガメ Geochelone sulcata
サハラ砂漠周辺のサバンナに生息する大型の陸ガメ。

映画に出演したケヅメリクガメ
何とここにいるケヅメリクガメはガメラの赤ちゃんとして映画に出演したそうです。
2006年の映画公開の頃は甲長10センチ……10年でここまで大きくなったんですね。

志摩マリンランドで検索すると、大きなマンボウのモニュメントの画像がたくさん出てきます。行った時は気付かなかったなぁ? と調べてみると、何と私たちが行ってからわずか4日後に除幕式が行われたものだそうです。高さ、幅ともに3.3メートルで、国内で見つかった最大級のマンボウと同じ大きさなのだとか。見たかったなあ……。

同じ三重県の鳥羽水族館には2008年に訪れたことがあります。「飼育種類数日本一」をうたう鳥羽水族館に比べるとややこじんまりとした感じですが、特徴的なものが多く見所の多い水族館でした。


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お役所って・・・

へろんです。
父の葬儀が終わり、会社の忌引き休暇の間にできるだけ済ませてしまおうと、様々な手続きに追われていました。
予想はしていたものの、やはり一筋縄ではいかない手続きがいろいろと出てきます。人ひとりの存在がいかに複雑で大きかったか改めて実感します。

連休を挟んだためにあまり進められず、連休明けの7日にまとめて市役所で手続きを済ませようと思ったのですが・・・あれがいる、これがいる、委任状がいる、本籍地から取り寄せろ・・・どう逆立ちしても今日中に手続きが済まないことが判明しました。そのため、
「ではこの手続きに期限のようなものはありますか?」と訊くと、「できれば今週中に・・・」

んなもんできるか!! と叫びたくなるのをこらえ、「勤め人がやっと休みを取って来たのに、さらにこの上の手続きを一体いつしろと言うんですか?」
「そうは言っても国が決めたことですから・・・」

高齢化や一人暮らしが進むこの現代社会で、時間と手間がかかる諸手続きを、高齢者や独居者、勤め人がこなすには相当な無理があるのではないでしょうか。(ついさっき見たテレビによると、2030年には国民の半分が「おひとりさま」になるという予想もあるんだとか・・・)
複雑な手続きというのは、おそらく家には家族が何人もいて、兄弟も何人もいて、片やもめながらも、一方では分担し合ってこなして来た時代のものなのでしょう。
これから先の時代、複雑なシステムはますます国民の実態と合わなくなっていくでしょう。せめて自分の番が来た時にはできるだけシンプルに済むように、あらかじめ出来ることはないのかな、と気になりだした今日この頃です。

プロフィール

へろん

Author:へろん
へろん(♂)としろ(♀)の夫婦ですが、最近はへろん一人で書いてます。「御朱印」「SF」が多くなってますので、カテゴリからご興味のあるジャンルをお選び下さい。古い記事でもコメント頂けると喜びます。拍手コメントは気付くのが遅れてしまうことがありますが、申し訳ございません m(_ _)m

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