東京都・東京タワー水族館
へろんです。
またまた台風が突っ込んできますね。皆様どうぞお気を付けください。
2018年7月、たまたま見かけたネットニュースで「東京タワー水族館が閉館の危機」という記事を見かけました。
ええっ、東京タワー水族館はこれまでに2回訪れた思い出の場所なのですが、それが閉館……!?
報道によると、東京タワーは日本電波塔(株)が運営しており、そこに入るテナントとして営業していたそうです。しかしここ数年、賃料の未払いが続いたことから、電波塔が物件明け渡しと賃料支払いを求めて東京地裁に提訴していたのだとか。
そして2018年9月1日、東京タワー水族館は9月30日で閉館することが発表されました。
東京といえば東京タワー。スカイツリーもありますが、様々な作品にも登場してきたシンボリックな存在、戦後日本とともに歩んできた長い歴史、特徴的で温かい外観、などなどから東京タワーの方がずっとお気に入りです。
その一階に水族館があるというのも大きなポイントだったのですが、それが閉館とはとても残念なことです。
前回東京タワー水族館に行ったのは、2013年12月28日。東京に所用があって一泊した際、仕事が終わってホテルに行くまでの時間に訪れました。

増上寺と東京タワー。この頃はまだ御朱印も知らず神社仏閣巡りに目覚めていなかったので、通り過ぎていましたが……(苦笑)

日が沈む前に、夕景を期待して東京タワー展望台に上りました。この日は富士山もよく見えました。地平線近く、写真左方から右へ横にまっすぐ伸びた雲が、富士山を目指す生き物のように見えます。外国人の方が「ドラゴン」と言いながら指さしてました。

東京タワー水族館は世界初の観賞魚専門の水族館として1978年に開館、今年は40周年にあたります。900種類、5万匹の観賞魚が生息地別に分類・展示されています。

最近流行りの巨大な水槽をドンと置くタイプではなく、小さな水槽がたくさん置かれています。それだけ多数の種類を展示しているということでしょうか。ちょうどペットショップの展示に似ているかも知れません。

年末で正月も近いということで、門松付きのディスプレイもありました。手前にはディスカスが泳いでいます。




ジャウー Zungaro jahu
ちょうどシールで顔が隠れてしまっていますが(^^;)ゞ
アマゾン河に生息する大型ナマズ。大きさ1.5メートルとありましたが、調べてみると2メートルと書いてある資料もあります。「人食いナマズ」の異名を持ち、現地では胃の中から人骨が出てきたという話もあるとか……(資料によっては信憑性は定かでない、とされていますが)

ムブと呼ばれる、中央アフリカに生息する世界一大きな淡水フグ、とこれも大型魚の一つです。自然下では70センチ以上にもなるのだとか。体の唐草模様は成長するにしたがって複雑になっていくのだそうです。

撮った写真は見栄えのせいか撮りやすかったのか、なぜか大型魚の写真が多いのですが、小さな魚もたくさんいました。本当は小さく可愛らしい魚も大好きなのですが、なかなかきれいに撮れません。これはシクリッドの水槽ですね。

なんとカメ(スッポンモドキ)も泳いでいました。

「ヒレナガゴイ」という名前で、「日本のニシキゴイとインドネシアのヒレナガゴイを交配させた改良品種」と説明されていました。ニシキゴイ×ヒレナガゴイ=ヒレナガゴイ?? 調べてみるとヒレナガニシキゴイというのもいるそうなので、正しくは「ヒレナガニシキゴイ」なのかもしれませんね。

ちょうど水槽のメンテ中の従業員さんがいらっしゃいました。

でもねー、確かにちょっと人が少ないかなあ、という気もしましたよ……。

水族館のすぐ外ではタワーに上る人や記念写真を撮る人や、結構にぎやかだったんですが……。東京タワーのイメージキャラクター、ノッポンとの記念撮影で列ができていました。

水族館を後にして振り返ると、東京タワーの展望台の部分に「2013」の電飾が。西暦表示は2000年以降、年末年始にのみ行われているそうです。
水族館に入館する時、受付の方と「20年ぐらい前にも一度来たことがあるんですよー」などとお話しさせて頂いていましたが、今回閉館と聞いて、最初に行ったのはいつだったのだろう? と断片的な日記をずっと遡ってみると……
ありました。1995年5月5日に東京タワー水族館を訪れたという記述が。
この時写真も撮ったよなー、と押入れを探して、ようやく当時のポケットアルバム(DPEに現像を頼むとついてきた小さなもの)に入った写真を見つけました。
そうです、まだデジカメが普及していなかった時代の銀塩写真です。
当時はフィルム代+現像代でそれなりの費用がかかりましたから、今のように一回の旅行で何百枚も写真を撮るのとはまるっきり違います。
そんな中で撮っていた水族館での写真。




やっぱり当時も大型魚ばかり撮っていたようです……(^^;)
この頃は自宅で熱帯魚を飼っていましたので、好きなコリドラスの雑誌を2冊ほど売店で買って帰った記憶があります。この時の本もどこかにあるはずなんだけど……。
思いがけず20年以上前のまだ平和だった時代(苦笑)の思い出まで掘り起こすことになりました。
そんな思い出の地が今月いっぱいでなくなってしまうのは悲しいものです。東京近郊にでも住んでいたらもう一回訪れたかったところです。にしても最後の土日に台風が来るというのも意地が悪い……。
せめて閉館後に魚たちがちゃんと引き取ってもらえるように祈りたいものです。いつかどこかの水族館で「東京タワー水族館出身」なんて書いてあったら嬉しいですね。

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またまた台風が突っ込んできますね。皆様どうぞお気を付けください。
2018年7月、たまたま見かけたネットニュースで「東京タワー水族館が閉館の危機」という記事を見かけました。
ええっ、東京タワー水族館はこれまでに2回訪れた思い出の場所なのですが、それが閉館……!?
報道によると、東京タワーは日本電波塔(株)が運営しており、そこに入るテナントとして営業していたそうです。しかしここ数年、賃料の未払いが続いたことから、電波塔が物件明け渡しと賃料支払いを求めて東京地裁に提訴していたのだとか。
そして2018年9月1日、東京タワー水族館は9月30日で閉館することが発表されました。
東京といえば東京タワー。スカイツリーもありますが、様々な作品にも登場してきたシンボリックな存在、戦後日本とともに歩んできた長い歴史、特徴的で温かい外観、などなどから東京タワーの方がずっとお気に入りです。
その一階に水族館があるというのも大きなポイントだったのですが、それが閉館とはとても残念なことです。
前回東京タワー水族館に行ったのは、2013年12月28日。東京に所用があって一泊した際、仕事が終わってホテルに行くまでの時間に訪れました。

増上寺と東京タワー。この頃はまだ御朱印も知らず神社仏閣巡りに目覚めていなかったので、通り過ぎていましたが……(苦笑)

日が沈む前に、夕景を期待して東京タワー展望台に上りました。この日は富士山もよく見えました。地平線近く、写真左方から右へ横にまっすぐ伸びた雲が、富士山を目指す生き物のように見えます。外国人の方が「ドラゴン」と言いながら指さしてました。

東京タワー水族館は世界初の観賞魚専門の水族館として1978年に開館、今年は40周年にあたります。900種類、5万匹の観賞魚が生息地別に分類・展示されています。

最近流行りの巨大な水槽をドンと置くタイプではなく、小さな水槽がたくさん置かれています。それだけ多数の種類を展示しているということでしょうか。ちょうどペットショップの展示に似ているかも知れません。

年末で正月も近いということで、門松付きのディスプレイもありました。手前にはディスカスが泳いでいます。




ジャウー Zungaro jahu
ちょうどシールで顔が隠れてしまっていますが(^^;)ゞ
アマゾン河に生息する大型ナマズ。大きさ1.5メートルとありましたが、調べてみると2メートルと書いてある資料もあります。「人食いナマズ」の異名を持ち、現地では胃の中から人骨が出てきたという話もあるとか……(資料によっては信憑性は定かでない、とされていますが)

ムブと呼ばれる、中央アフリカに生息する世界一大きな淡水フグ、とこれも大型魚の一つです。自然下では70センチ以上にもなるのだとか。体の唐草模様は成長するにしたがって複雑になっていくのだそうです。

撮った写真は見栄えのせいか撮りやすかったのか、なぜか大型魚の写真が多いのですが、小さな魚もたくさんいました。本当は小さく可愛らしい魚も大好きなのですが、なかなかきれいに撮れません。これはシクリッドの水槽ですね。

なんとカメ(スッポンモドキ)も泳いでいました。

「ヒレナガゴイ」という名前で、「日本のニシキゴイとインドネシアのヒレナガゴイを交配させた改良品種」と説明されていました。ニシキゴイ×ヒレナガゴイ=ヒレナガゴイ?? 調べてみるとヒレナガニシキゴイというのもいるそうなので、正しくは「ヒレナガニシキゴイ」なのかもしれませんね。

ちょうど水槽のメンテ中の従業員さんがいらっしゃいました。

でもねー、確かにちょっと人が少ないかなあ、という気もしましたよ……。

水族館のすぐ外ではタワーに上る人や記念写真を撮る人や、結構にぎやかだったんですが……。東京タワーのイメージキャラクター、ノッポンとの記念撮影で列ができていました。

水族館を後にして振り返ると、東京タワーの展望台の部分に「2013」の電飾が。西暦表示は2000年以降、年末年始にのみ行われているそうです。
水族館に入館する時、受付の方と「20年ぐらい前にも一度来たことがあるんですよー」などとお話しさせて頂いていましたが、今回閉館と聞いて、最初に行ったのはいつだったのだろう? と断片的な日記をずっと遡ってみると……
ありました。1995年5月5日に東京タワー水族館を訪れたという記述が。
この時写真も撮ったよなー、と押入れを探して、ようやく当時のポケットアルバム(DPEに現像を頼むとついてきた小さなもの)に入った写真を見つけました。
そうです、まだデジカメが普及していなかった時代の銀塩写真です。
当時はフィルム代+現像代でそれなりの費用がかかりましたから、今のように一回の旅行で何百枚も写真を撮るのとはまるっきり違います。
そんな中で撮っていた水族館での写真。




やっぱり当時も大型魚ばかり撮っていたようです……(^^;)
この頃は自宅で熱帯魚を飼っていましたので、好きなコリドラスの雑誌を2冊ほど売店で買って帰った記憶があります。この時の本もどこかにあるはずなんだけど……。
思いがけず20年以上前のまだ平和だった時代(苦笑)の思い出まで掘り起こすことになりました。
そんな思い出の地が今月いっぱいでなくなってしまうのは悲しいものです。東京近郊にでも住んでいたらもう一回訪れたかったところです。にしても最後の土日に台風が来るというのも意地が悪い……。
せめて閉館後に魚たちがちゃんと引き取ってもらえるように祈りたいものです。いつかどこかの水族館で「東京タワー水族館出身」なんて書いてあったら嬉しいですね。

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