大阪自然史フェスティバル2018
へろんです。
大阪の長居公園で2003年からほぼ毎年開催されている大阪自然史フェスティバル、2017年は11月19日に行ってきましたが、今年もほぼ同じ11月17、18日に開催されるということで、18日午後に行ってきました。


年によっては「大阪バードフェスティバル」として開催された時もあるだけあって、鳥にまつわるブースも多くあります。
毎年すばらしいバードカービングが展示されています。鳥だけでなく、蟹もとても良くできていますね。

関西野生生物画クラブの作品もいろいろ展示されていましたが、清水千佳子先生が色鉛筆で彩色されていたゴイサギがいちばんすごいと思い、無理を言って作業中のところを撮らせて頂きました。

丹波市役所 恐竜・観光振興課ブースの丹波竜(タンバティタニス・アミキティアエ Tambatitanis amicitiae )頭骨レプリカ。子供さんが持ち上げて抱えた姿をお母さんが記念撮影されてました。

篠山市で発掘された国内最古級の哺乳類、ササヤマミロス Sasayamamylos、丹波市で発掘され、新属新種と判明した約1億1千万年前のカエル、ヒョウゴバトラクス Hyogobatrachus の骨格模型。3Dプリンタで作ったパーツを組み上げたものだそうです。

これがヒョウゴバトラクス一匹分のパーツで……

切り離して組み上げると、こうなるのだそうです。

何冊か置いてあった本の中に、一つ目の怪物が表紙の「怪異古生物学」が……

この表紙を見て思い出すのが、2016年に大阪大学総合学術博物館で開催された「科學で樂しむ怪異考 妖怪古生物展」。龍や一つ目の妖怪などは、化石で見つかる古代の生物が元になったのではないか、という面白い展示でした。そこでうかがってみると、説明して下さった荻野慎諧先生は「怪異古生物学」を監修された方で、「妖怪古生物展」にもやはり関わってらっしゃったそうです。

大阪自然環境保全協会のブースには、ウミウシの液浸標本が。これは珍しいですね。

液浸標本は魚などがアルコールやホルマリンに浸けられていますが、時間が経つと色が抜けて、どうしても見た目あまりよろしくない状態になってしまいます。世の中「理科嫌い」の残念な話も聞きますが、この液浸標本の見た目が先入観となって理科嫌いの一因になっているのではないか、と思っているのですが……
このウミウシの標本はとてもきれいな状態でした。うかがってみると、グリセリンに浸けているのだそうです。

「きのこ好きのためのキノコサロン」にあったキノコの乾燥標本。けっこうきれいに姿が残るものですね。ちなみにブースにおられた方はキノコの被り物をかぶっておられました(^^)

キノコを食べる虫(右:ゴミムシダマシの一種)とキノコに食べられた虫(左:セミダケに寄生されたセミ)。

茨木・高槻自然に親しむ会では「チリモン」(ちりめんじゃこやシラスに混じった、カタクチイワシ以外の生物の総称。多くは稚魚やエビカニの幼生。チリメンモンスター、略してチリモン)の活動もされているそうで、こんなカードを作成されています。

「チリモン」は主に稚魚や幼生ですが、それと成体とを一緒に並べた「海のミクロ生物 カード図鑑」。西田百代先生が自費出版されたもので、すごく良くできた図鑑です。500円で頂いてきました。

「奈良つばめねぐらこども研究部」では、平城宮跡をねぐらとするツバメの群れの観察を続けているそうです。

無数のツバメの群れがゴマ粒のように見える、ということで、ゴマ粒で再現したツバメの大群が飛ぶ様子。たまにテレビで紹介される、東南アジアのコウモリの群れを思い出しました。

ツバメの大群がねぐらとする、平城宮跡の周りにいる虫を小学2年生の男の子が調査した結果です。実際に調べたお子さんが説明してくれました。100種類もいたそうで、自然の豊かさにも、それを調べ上げたことにも感嘆させられました。

「神戸市立須磨海浜水族園ボランティア」ブースで展示されていた、実際に須磨の海岸で拾われた貝殻や漂着物。結構大きな貝殻もあるんですね。

NPO法人大阪自然史センターによるチャリティ古本市で見つけた本。万博当時の展示館などが掲載された大判の写真集です。大阪万博好きとしては見逃せず、買ってしまいました。
今回は所用のため昼からしか行くことが出来ず、2時間ぐらいしかいることができませんでしたが、それでも充分楽しめました。けっこうすごい人出で、人気のほどがうかがえます。来年はもう少し時間をかけていろいろお話したり、ゆっくり回りたいですね。

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大阪の長居公園で2003年からほぼ毎年開催されている大阪自然史フェスティバル、2017年は11月19日に行ってきましたが、今年もほぼ同じ11月17、18日に開催されるということで、18日午後に行ってきました。


年によっては「大阪バードフェスティバル」として開催された時もあるだけあって、鳥にまつわるブースも多くあります。
毎年すばらしいバードカービングが展示されています。鳥だけでなく、蟹もとても良くできていますね。

関西野生生物画クラブの作品もいろいろ展示されていましたが、清水千佳子先生が色鉛筆で彩色されていたゴイサギがいちばんすごいと思い、無理を言って作業中のところを撮らせて頂きました。

丹波市役所 恐竜・観光振興課ブースの丹波竜(タンバティタニス・アミキティアエ Tambatitanis amicitiae )頭骨レプリカ。子供さんが持ち上げて抱えた姿をお母さんが記念撮影されてました。

篠山市で発掘された国内最古級の哺乳類、ササヤマミロス Sasayamamylos、丹波市で発掘され、新属新種と判明した約1億1千万年前のカエル、ヒョウゴバトラクス Hyogobatrachus の骨格模型。3Dプリンタで作ったパーツを組み上げたものだそうです。

これがヒョウゴバトラクス一匹分のパーツで……

切り離して組み上げると、こうなるのだそうです。

何冊か置いてあった本の中に、一つ目の怪物が表紙の「怪異古生物学」が……

この表紙を見て思い出すのが、2016年に大阪大学総合学術博物館で開催された「科學で樂しむ怪異考 妖怪古生物展」。龍や一つ目の妖怪などは、化石で見つかる古代の生物が元になったのではないか、という面白い展示でした。そこでうかがってみると、説明して下さった荻野慎諧先生は「怪異古生物学」を監修された方で、「妖怪古生物展」にもやはり関わってらっしゃったそうです。

大阪自然環境保全協会のブースには、ウミウシの液浸標本が。これは珍しいですね。

液浸標本は魚などがアルコールやホルマリンに浸けられていますが、時間が経つと色が抜けて、どうしても見た目あまりよろしくない状態になってしまいます。世の中「理科嫌い」の残念な話も聞きますが、この液浸標本の見た目が先入観となって理科嫌いの一因になっているのではないか、と思っているのですが……
このウミウシの標本はとてもきれいな状態でした。うかがってみると、グリセリンに浸けているのだそうです。

「きのこ好きのためのキノコサロン」にあったキノコの乾燥標本。けっこうきれいに姿が残るものですね。ちなみにブースにおられた方はキノコの被り物をかぶっておられました(^^)

キノコを食べる虫(右:ゴミムシダマシの一種)とキノコに食べられた虫(左:セミダケに寄生されたセミ)。

茨木・高槻自然に親しむ会では「チリモン」(ちりめんじゃこやシラスに混じった、カタクチイワシ以外の生物の総称。多くは稚魚やエビカニの幼生。チリメンモンスター、略してチリモン)の活動もされているそうで、こんなカードを作成されています。

「チリモン」は主に稚魚や幼生ですが、それと成体とを一緒に並べた「海のミクロ生物 カード図鑑」。西田百代先生が自費出版されたもので、すごく良くできた図鑑です。500円で頂いてきました。

「奈良つばめねぐらこども研究部」では、平城宮跡をねぐらとするツバメの群れの観察を続けているそうです。

無数のツバメの群れがゴマ粒のように見える、ということで、ゴマ粒で再現したツバメの大群が飛ぶ様子。たまにテレビで紹介される、東南アジアのコウモリの群れを思い出しました。

ツバメの大群がねぐらとする、平城宮跡の周りにいる虫を小学2年生の男の子が調査した結果です。実際に調べたお子さんが説明してくれました。100種類もいたそうで、自然の豊かさにも、それを調べ上げたことにも感嘆させられました。

「神戸市立須磨海浜水族園ボランティア」ブースで展示されていた、実際に須磨の海岸で拾われた貝殻や漂着物。結構大きな貝殻もあるんですね。

NPO法人大阪自然史センターによるチャリティ古本市で見つけた本。万博当時の展示館などが掲載された大判の写真集です。大阪万博好きとしては見逃せず、買ってしまいました。
今回は所用のため昼からしか行くことが出来ず、2時間ぐらいしかいることができませんでしたが、それでも充分楽しめました。けっこうすごい人出で、人気のほどがうかがえます。来年はもう少し時間をかけていろいろお話したり、ゆっくり回りたいですね。

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