「下町ロケット」最終回はいつ?(笑)
へろんです。
「下町ロケット」、2018年も話題になってましたね。作品の存在は知っていたのですが、原作小説、2015年のテレビドラマともチェックしていませんでした。
ロケットネタは昔から好きだったのですが、この作品はロケットそのものよりも、企業や「サラリーマン技術者」の物語、というイメージがあり、あまり見る気にならなかったんですね。

余談ですが、ロケットといえばかつて大阪の難波にはこんなロケットがそびえ立っていました。
1977年(昭和52年)に日本初の静止衛星《きく2号》を打ち上げた《N-Iロケット》の実物大模型で、1978年(昭和53年)に設置されました。

高さ33メートル、こうして人と比べるとその大きさが分かります。
「ロケット広場」として大阪では有名な待ち合わせ場所でしたが、2007年(平成19年)に撤去されてしまいました。なぜなくなってしまったんでしょうね。今もあったら「下町ロケット」と何かコラボしても面白かったのでは?(^^)
2018年10月より放送された「下町ロケット」のテレビドラマは時々妻が見ていたため、終わりの方は何となく一緒に見ていました。
「これ誰?」「何でこうなってるの?」と妻に訊きながら、だいたいの内容を把握できたのは12月16日放送回。とはいっても妻いわく「今回で最終回」。
「へー、でもあと10分ぐらいだね。これで話まとまるのかな?」
「ほんまやねえ……」
「……あと5分ぐらい。話終わりそうにないぞ。ほんとに最終回?」
「だって新聞に最終回スペシャルって出てたもん」
「ふーん……」と放送終了時間を確認すべく、新聞のテレビ欄に目をやりました。
「……おいおい、よく見なよ! 最終回前SPってなってるぞ!!」(爆)
どっひゃー、とずっこける背後で流れる最終回予告……。
「下町ロケット」はもともと中小企業の佃製作所と巨大企業帝国重工との闘いだったと思うのですが、今回はロケットは登場せず、無人トラクターを開発するということで曲がりなりにも両者が手を組んだところに、下町の中小企業が結集したという“下町トラクター”ダーウィンプロジェクトが立ちはだかります。タイトルの「下町」を敵さんが持っていってしまうという図式が凝ってますね。
そして12月23日、最終回。
(※以下ネタバレもありますのでご了承ください)
北海道北見沢市で行われる、佃・帝国のトラクター《アルファ1》と、“下町トラクター”《ダーウィン》のデモンストレーション対決。
そこへ首相が直々に視察に訪れるのですが……なんかパフォーマンスのためだけに行動してますね、この首相。
駄目だこりゃ。
でも現実もそんなもんですかね。何かこのあたり、現実の「下町ボブスレー」問題への皮肉ですかねえ。
で、世間の人気だけを見てなのでしょう、ダーウィン側に味方する首相は「下請けをいじめちゃダメ」と帝国重工に言い放ちます。
ならば我々も声を大にして言おう。
「首相、お願いだから庶民をいじめないで! 消費税で!!」
デモンストレーションの結果は互角、というよりむしろ《アルファ1》の方がタイムに勝っていた……にも関わらず、世間は《ダーウィン》ばかりを持ち上げます。
本当に大切な性能で評価せず、流行や人気ばかりで評価し、世論操作にホイホイ乗せられてしまう世の中って……現実がそうなだけにイヤなもんですね。
大人気の《ダーウィン》発売が7月と知り、遅れを取ってはならんと《アルファ1》発売も7月とする帝国重工。ところがダーウィンサイドはさらに前倒しして4月発売を発表!
おそらく最初から4月を目標に、先に7月という情報をリークしたのでしょう。やるなあ、ダーウィン。
焦る帝国重工はさらに前倒しを画策しますが、佃製作所は性能を犠牲にしてまで前倒しはできない、と回答。
そして帝国重工の黒幕会議(笑。いや単に重役会議でしょうが、描き方がまるでダークサイドの総本山みたいで)。
そこで提案されたのが、前倒しに応じない佃製作所は切り捨てて、内製化で完成させてしまおうというダークな手段。
「はたして内製化で佃製作所に勝るものは造れるのか?」
「性能は劣るかも知れないが、東南アジアなど海外に活路を求めれば良い!」
……なるほどそう来ましたか。
確かにね、遅れを取らないためにとにかくまずは発売して、その後で改良の努力を続けよう、という手段も100%間違いではないと思います。ただそれには後の改良体制もしっかり整えた上でないと、大失敗しますが……(ある意味経験者)
そこへ帝国のお偉いさんトップが決断を下します。
「内製化を進めるには、条件がある。佃の製品と内製化の製品、両者を第三者機関で客観的に評価して、内製化が勝つこと」
おお、それはものすごく納得できる条件です!
これで悪役一辺倒の帝国重工をちょっと見直しました。
そして第三者機関によるテストに向けて、製品の不具合改良を目指す佃製作所。テストまでもう時間がない。そこで沸き上がる「残業だぁ~」の歓声。
おいおい、この人病気の娘さんの送り迎えで定時帰りしてたんだけど、もういいの?
この人、以前の回で定時帰りを非難されながら、実は後でこっそり出てきて一人で実験やってるところが美談っぽく描かれてたけど……
その昔、今とは別の部署にいた時、どうしても間に合わない仕事があって、始業前に1時間以上早く出てきたり、休みの日にも出てきてやりましたよ。で、間に合わせましたよ。
その結果、勝手にサービス残業すんなって、しっかり怒られましたよ。
でも間に合わなかったら間に合わなかったで、やっぱり怒られるんでっせ。
ならば間に合わないからってあらかじめ相談したとしても、間に合わないのはお前の能力が低いからだって怒られるんでっせ。
どないせえっちゅうねん!!ヽ(`Д´)ノ
仲間たちが一丸となり、前向きな姿勢で残業に臨む姿は、否定する気持ちはまったくありません。いやむしろ羨ましい。こうした状況では無理もないことでしょう。
一方で現在押し進められている「働き方改革」はこうした姿勢すら押しつぶそうとしています。またその一方で、昔の「残業は美徳」的考えを利用して都合よく社員を搾取する輩が存在してきたことも、紛れもない事実です。
以前も書きましたが、どちらか一方に偏り過ぎるのではなく、残業を全肯定でも全否定でもなく、個人の都合や裁量も認めながら、柔軟に、バランスよくやっていくことが必要ではないでしょうか。
そして送られてくる、第三者機関の評価結果。「A」とか「C」の評価は良いとして、コメントがものすごい。ここまでズバッと指摘してしまうのは痛快ではありますが、第三者評価のレベルを超えてしまわないかヒヤヒヤします。
いい気になって他部署批判ばっかりする連中が身近にいるんですけどね。第三者の批判は重みがありますが、社内の人間がいい気になって他部署を批判するのは、自分の喉元に刃物を向けるのとそんなに変わらない気がします。
第三者評価で敗北し、「このままでは終わらん」とつぶやく帝国のお偉いさん。
もう放送時間も残りわずか。最終回っていっても、お話そのものがまだまだ終わってないじゃん。
これってどう見ても第2部とか続編へいくよね~、と顔を見合わせます。
走る無人トラクターを見ながら、今回の不具合改良について特許を申請しておこう、と話す佃の面々。どうやら《ダーウィン》も同じシステムを使っていて、同様の不具合が発生しうるらしい。おお、そこで佃が特許を握っていたら……それが第2部の伏線になるな~。
ラスト、パソコン画面に表示される《ダーウィン》動作停止の連絡。
ほらほら、やっぱり第2部に続くよ~。
そしてエンディングの後で……
えっ、1月2日に新春ドラマ特別篇!?
おいおいおい! 普通はそっちを最終回と呼ぶのではないでしょうか!!??
といいつつ、また観てしまうでしょうね(笑)

おまけ。
「下町ロケット」とのコラボ商品、「下町コロッケ」!(≧∇≦)
「下町ロケット」、2018年も話題になってましたね。作品の存在は知っていたのですが、原作小説、2015年のテレビドラマともチェックしていませんでした。
ロケットネタは昔から好きだったのですが、この作品はロケットそのものよりも、企業や「サラリーマン技術者」の物語、というイメージがあり、あまり見る気にならなかったんですね。

余談ですが、ロケットといえばかつて大阪の難波にはこんなロケットがそびえ立っていました。
1977年(昭和52年)に日本初の静止衛星《きく2号》を打ち上げた《N-Iロケット》の実物大模型で、1978年(昭和53年)に設置されました。

高さ33メートル、こうして人と比べるとその大きさが分かります。
「ロケット広場」として大阪では有名な待ち合わせ場所でしたが、2007年(平成19年)に撤去されてしまいました。なぜなくなってしまったんでしょうね。今もあったら「下町ロケット」と何かコラボしても面白かったのでは?(^^)
2018年10月より放送された「下町ロケット」のテレビドラマは時々妻が見ていたため、終わりの方は何となく一緒に見ていました。
「これ誰?」「何でこうなってるの?」と妻に訊きながら、だいたいの内容を把握できたのは12月16日放送回。とはいっても妻いわく「今回で最終回」。
「へー、でもあと10分ぐらいだね。これで話まとまるのかな?」
「ほんまやねえ……」
「……あと5分ぐらい。話終わりそうにないぞ。ほんとに最終回?」
「だって新聞に最終回スペシャルって出てたもん」
「ふーん……」と放送終了時間を確認すべく、新聞のテレビ欄に目をやりました。
「……おいおい、よく見なよ! 最終回前SPってなってるぞ!!」(爆)
どっひゃー、とずっこける背後で流れる最終回予告……。
「下町ロケット」はもともと中小企業の佃製作所と巨大企業帝国重工との闘いだったと思うのですが、今回はロケットは登場せず、無人トラクターを開発するということで曲がりなりにも両者が手を組んだところに、下町の中小企業が結集したという“下町トラクター”ダーウィンプロジェクトが立ちはだかります。タイトルの「下町」を敵さんが持っていってしまうという図式が凝ってますね。
そして12月23日、最終回。
(※以下ネタバレもありますのでご了承ください)
北海道北見沢市で行われる、佃・帝国のトラクター《アルファ1》と、“下町トラクター”《ダーウィン》のデモンストレーション対決。
そこへ首相が直々に視察に訪れるのですが……なんかパフォーマンスのためだけに行動してますね、この首相。
駄目だこりゃ。
でも現実もそんなもんですかね。何かこのあたり、現実の「下町ボブスレー」問題への皮肉ですかねえ。
で、世間の人気だけを見てなのでしょう、ダーウィン側に味方する首相は「下請けをいじめちゃダメ」と帝国重工に言い放ちます。
ならば我々も声を大にして言おう。
「首相、お願いだから庶民をいじめないで! 消費税で!!」
デモンストレーションの結果は互角、というよりむしろ《アルファ1》の方がタイムに勝っていた……にも関わらず、世間は《ダーウィン》ばかりを持ち上げます。
本当に大切な性能で評価せず、流行や人気ばかりで評価し、世論操作にホイホイ乗せられてしまう世の中って……現実がそうなだけにイヤなもんですね。
大人気の《ダーウィン》発売が7月と知り、遅れを取ってはならんと《アルファ1》発売も7月とする帝国重工。ところがダーウィンサイドはさらに前倒しして4月発売を発表!
おそらく最初から4月を目標に、先に7月という情報をリークしたのでしょう。やるなあ、ダーウィン。
焦る帝国重工はさらに前倒しを画策しますが、佃製作所は性能を犠牲にしてまで前倒しはできない、と回答。
そして帝国重工の黒幕会議(笑。いや単に重役会議でしょうが、描き方がまるでダークサイドの総本山みたいで)。
そこで提案されたのが、前倒しに応じない佃製作所は切り捨てて、内製化で完成させてしまおうというダークな手段。
「はたして内製化で佃製作所に勝るものは造れるのか?」
「性能は劣るかも知れないが、東南アジアなど海外に活路を求めれば良い!」
……なるほどそう来ましたか。
確かにね、遅れを取らないためにとにかくまずは発売して、その後で改良の努力を続けよう、という手段も100%間違いではないと思います。ただそれには後の改良体制もしっかり整えた上でないと、大失敗しますが……(ある意味経験者)
そこへ帝国のお偉いさんトップが決断を下します。
「内製化を進めるには、条件がある。佃の製品と内製化の製品、両者を第三者機関で客観的に評価して、内製化が勝つこと」
おお、それはものすごく納得できる条件です!
これで悪役一辺倒の帝国重工をちょっと見直しました。
そして第三者機関によるテストに向けて、製品の不具合改良を目指す佃製作所。テストまでもう時間がない。そこで沸き上がる「残業だぁ~」の歓声。
おいおい、この人病気の娘さんの送り迎えで定時帰りしてたんだけど、もういいの?
この人、以前の回で定時帰りを非難されながら、実は後でこっそり出てきて一人で実験やってるところが美談っぽく描かれてたけど……
その昔、今とは別の部署にいた時、どうしても間に合わない仕事があって、始業前に1時間以上早く出てきたり、休みの日にも出てきてやりましたよ。で、間に合わせましたよ。
その結果、勝手にサービス残業すんなって、しっかり怒られましたよ。
でも間に合わなかったら間に合わなかったで、やっぱり怒られるんでっせ。
ならば間に合わないからってあらかじめ相談したとしても、間に合わないのはお前の能力が低いからだって怒られるんでっせ。
どないせえっちゅうねん!!ヽ(`Д´)ノ
仲間たちが一丸となり、前向きな姿勢で残業に臨む姿は、否定する気持ちはまったくありません。いやむしろ羨ましい。こうした状況では無理もないことでしょう。
一方で現在押し進められている「働き方改革」はこうした姿勢すら押しつぶそうとしています。またその一方で、昔の「残業は美徳」的考えを利用して都合よく社員を搾取する輩が存在してきたことも、紛れもない事実です。
以前も書きましたが、どちらか一方に偏り過ぎるのではなく、残業を全肯定でも全否定でもなく、個人の都合や裁量も認めながら、柔軟に、バランスよくやっていくことが必要ではないでしょうか。
そして送られてくる、第三者機関の評価結果。「A」とか「C」の評価は良いとして、コメントがものすごい。ここまでズバッと指摘してしまうのは痛快ではありますが、第三者評価のレベルを超えてしまわないかヒヤヒヤします。
いい気になって他部署批判ばっかりする連中が身近にいるんですけどね。第三者の批判は重みがありますが、社内の人間がいい気になって他部署を批判するのは、自分の喉元に刃物を向けるのとそんなに変わらない気がします。
第三者評価で敗北し、「このままでは終わらん」とつぶやく帝国のお偉いさん。
もう放送時間も残りわずか。最終回っていっても、お話そのものがまだまだ終わってないじゃん。
これってどう見ても第2部とか続編へいくよね~、と顔を見合わせます。
走る無人トラクターを見ながら、今回の不具合改良について特許を申請しておこう、と話す佃の面々。どうやら《ダーウィン》も同じシステムを使っていて、同様の不具合が発生しうるらしい。おお、そこで佃が特許を握っていたら……それが第2部の伏線になるな~。
ラスト、パソコン画面に表示される《ダーウィン》動作停止の連絡。
ほらほら、やっぱり第2部に続くよ~。
そしてエンディングの後で……
えっ、1月2日に新春ドラマ特別篇!?
おいおいおい! 普通はそっちを最終回と呼ぶのではないでしょうか!!??
といいつつ、また観てしまうでしょうね(笑)

おまけ。
「下町ロケット」とのコラボ商品、「下町コロッケ」!(≧∇≦)
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