火の鳥 “道後温泉編”……!?
へろんです。
2020年の正月休みは、これまでとは方向を変えて、格安バスツアーで愛媛県へ行ってまいりました。四国には何度も行きましたが、愛媛県は通過したことがあるだけの未踏の地だったのですよ。なにせ格安ツアーなので、かの道後温泉もわずかな自由時間にうろついただけでしたが……
道後温泉駅。趣がありますね。
商店街の中を歩いていくと……
ん? これは私の敬愛する手塚治虫先生の『火の鳥』ではありませんか!?
商店街を通り抜けて現れる、有名な道後温泉本館。
これも火の鳥っぽい。
ここの後で移動する今夜の宿にも風呂があるし、だいたいわずかの自由時間では入る時間もありませんから、最初から道後温泉本館に入るつもりはありませんでしたが……そもそもものすごい入場待ちの列で、入りたくても入れない。
ん? 入り口の上方にあるのは……
まさしく手塚治虫先生の「火の鳥」そのものではありませんか!
で、見つけた看板。
火の鳥 “道後温泉編”……!?
いやいやいや、そんな章はなかったって!
後から調べますと、道後温泉本館は2019年から2024年までの間、保存修理工事を行いながら「道後REBORNプロジェクト」としていろんな企画を行う一環として『火の鳥』ともコラボしたようです。
ドウゴオーンって……あーた、洒落ですかいな……
道後温泉本館の近く、「空の散歩道」というところに登ってみますと、本館東側の工事エリアが火の鳥を描いた「道後温泉本館ラッピングアート」に包まれていました。
「空の散歩道」駐車場にも火の鳥を描いた車が。個人の車ではなく、どうやらPRカーのようです。
夜にはプロジェクションマッピングも行われているようでぜひ見たかったのですが、宿に移動するため、泣く泣く道後温泉街を後にしました。
さて。
その「火の鳥 “道後温泉編”」は、プロローグ「大国主と少彦名」と第1話「聖徳太子、来浴」が完成していて、YouTubeなどで公開されているとのこと。
こちらからも見ることができます。
で、実際に見てみました。
んー、そうかあ……まぁ……こんなところでしょうか……?
大国主という日本神話の代表的な神様にも使命を与える火の鳥ってすごいな……でも考えてみると、宇宙も時間も超越した火の鳥ならそうかも知れません。第1話では火の鳥は全然絡んでないし。いや実際には以心伝心?みたいに絡んでいるのでしょうが、そこもうちょっと詳しく描いても良かったのでは……。
もしも手塚治虫先生がいらっしゃったら、こういう企画にも喜んでノったと思います。でもノリすぎてもっともっと長大かつ壮大な物語にしようとされることは間違いないでしょう。
「いや、これはあくまで観光PRなんですから……!」と止めようとするスタッフの姿が目に浮かぶような……
あれ? それって第1話の聖徳太子と従者のやりとりに似ているような……
そう考えると、一度に大勢の人の話を聞いたという「聖徳太子」と、いくつもの連載や企画を同時に手掛けた「手塚治虫」って、ある意味似たところがあるかも知れません。むろん「聖徳太子」の伝説がどこまで本当か、実像はどうだったのか知るすべはありませんが……。とすると、1000年も経つと「手塚治虫」も本当にそんなすごい人がいたんだろうか、と伝説的に語られるようになっているかも知れませんね。
関連記事
・2019年映画その2『僕のワンダフル・ジャーニー』
・手塚治虫『火の鳥』 - 完結編の構想
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道後温泉駅。趣がありますね。
商店街の中を歩いていくと……
ん? これは私の敬愛する手塚治虫先生の『火の鳥』ではありませんか!?
商店街を通り抜けて現れる、有名な道後温泉本館。
これも火の鳥っぽい。
ここの後で移動する今夜の宿にも風呂があるし、だいたいわずかの自由時間では入る時間もありませんから、最初から道後温泉本館に入るつもりはありませんでしたが……そもそもものすごい入場待ちの列で、入りたくても入れない。
ん? 入り口の上方にあるのは……
まさしく手塚治虫先生の「火の鳥」そのものではありませんか!
で、見つけた看板。
火の鳥 “道後温泉編”……!?
いやいやいや、そんな章はなかったって!
後から調べますと、道後温泉本館は2019年から2024年までの間、保存修理工事を行いながら「道後REBORNプロジェクト」としていろんな企画を行う一環として『火の鳥』ともコラボしたようです。
ドウゴオーンって……あーた、洒落ですかいな……
道後温泉本館の近く、「空の散歩道」というところに登ってみますと、本館東側の工事エリアが火の鳥を描いた「道後温泉本館ラッピングアート」に包まれていました。
「空の散歩道」駐車場にも火の鳥を描いた車が。個人の車ではなく、どうやらPRカーのようです。
夜にはプロジェクションマッピングも行われているようでぜひ見たかったのですが、宿に移動するため、泣く泣く道後温泉街を後にしました。
さて。
その「火の鳥 “道後温泉編”」は、プロローグ「大国主と少彦名」と第1話「聖徳太子、来浴」が完成していて、YouTubeなどで公開されているとのこと。
こちらからも見ることができます。
で、実際に見てみました。
んー、そうかあ……まぁ……こんなところでしょうか……?
大国主という日本神話の代表的な神様にも使命を与える火の鳥ってすごいな……でも考えてみると、宇宙も時間も超越した火の鳥ならそうかも知れません。第1話では火の鳥は全然絡んでないし。いや実際には以心伝心?みたいに絡んでいるのでしょうが、そこもうちょっと詳しく描いても良かったのでは……。
もしも手塚治虫先生がいらっしゃったら、こういう企画にも喜んでノったと思います。でもノリすぎてもっともっと長大かつ壮大な物語にしようとされることは間違いないでしょう。
「いや、これはあくまで観光PRなんですから……!」と止めようとするスタッフの姿が目に浮かぶような……
あれ? それって第1話の聖徳太子と従者のやりとりに似ているような……
そう考えると、一度に大勢の人の話を聞いたという「聖徳太子」と、いくつもの連載や企画を同時に手掛けた「手塚治虫」って、ある意味似たところがあるかも知れません。むろん「聖徳太子」の伝説がどこまで本当か、実像はどうだったのか知るすべはありませんが……。とすると、1000年も経つと「手塚治虫」も本当にそんなすごい人がいたんだろうか、と伝説的に語られるようになっているかも知れませんね。
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