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未来へは、行ってきた!

へろんです。
タイトルはピンとくる方もおられると思いますが、かの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』Part3の決め台詞の一つです。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作は数あるタイムマシンSFの中で私がもっとも好きな作品の一つで、1985年→1955年→2015年→1885年とめまぐるしく行き来しますが、その構成はみごとの一言に尽きます。
悪い方の予感をことごとく良い意味で裏切り、ほとんどの伏線をみごとに回収し、ラストは非の打ちどころのないみごとなハッピーエンド
タイムマシンものは、ほとんどが「別れ」の作品です。そもそも長い目で見れば現実の「人生」だって数多くの「別れ」の連続です。しかしこの作品はラストでそんな一般常識を蹴とばしてくれます。
もともとは例えネタバレしても、ラストを知ってしまった後でも面白い作品は面白い、という考えなのですが、本作はやはり初見の時だけでもネタバレしない方がよろしいかと感じる、数少ない作品の一つです。
以下、ネタバレありをご了承のうえで、下の「続きを読む」から、または以下の文章にお進み頂きますよう、お願いいたします。

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ゴジラ -時代を反映する雄姿

へろんです。
2020年5月はCovid-19流行による自粛要請や緊急事態宣言でほとんどお出かけできませんでしたので、前回の國領神社のように、所用で出かけた折にふと見かけたところへ立ち寄らせて頂く程度にとどめていました。
5月上旬、引っ越し先で必要なものの買い出しに、ちょっとぐらい遠くても良いから車で行けるホームセンターを探して出かけた時のこと。
ここをまっすぐ行けばホームセンター、という途中でふと目をやると……

東宝スタジオ入り口のゴジラ

ゴ、ゴジラ!?

突如出くわしたその姿に驚きの声を上げましたが、後から調べてみますと、ここがかの東宝スタジオだそうです。国内最大の撮影スタジオで、『ゴジラ』シリーズや『七人の侍』をはじめ数多くの有名な作品が生み出されてきたところです。
一般に見学できるような施設ではないようですが、外側からだけでも見学するべく、後日空いている時間に行ってみました。

東宝スタジオ入り口


『七人の侍』壁画
スタジオ入り口左側の『七人の侍』壁画も目を引きます。

東宝スタジオ入り口のゴジラ
最初に見た時目に止まった、スタジオ入り口右側にあるゴジラのブロンズ像。全高2メートル。
入り口では警備員のおじさんが出入りをチェックしていたので、「これ写真に撮ってもいいですか?」とおうかがいしますと、普段から多くの人が来るのでしょう、「どうぞどうぞ!」と愛想よく言って下さいました。
何枚も写真を撮っていると、よほどのファンだと思ってくださったのでしょう、おじさんが「このゴジラは卵から産まれた時の姿で、実物大なんですよ! 後ろの壁がその卵の殻を表してます」と教えてくださいました。
こういうところでは黙って見るだけでなく、人様とお話ができるとより楽しめますね。

さらに、少し離れた建物の壁に描かれた巨大なゴジラは、大人(? 成体? 成獣??)のゴジラだと教えてくださいました。

壁の巨大なゴジラ
縦14メートル、横17メートルの壁面に描かれたゴジラの身長は11メートル。設定上ゴジラの身長は50メートル付近(後代のゴジラはもっとでかいのも)ですから、さすがにこれは実物大というわけにはいかなかったでしょうね……(^^;)
ちなみに東宝スタジオHPによれば、『七人の侍』壁画の前面に立つ菊千代(三船敏郎)は12.4メートル。ゴジラよりでかい!(笑)

遠くにはモスラの姿も
入り口から中の方をちらとうかがうと、モスラの姿も見えました(^^)

ところで、ゴジラはご存知のように上半身を起こして二本足で歩行しています。ちょっと夢のない言い方をすれば、そりゃ中に人が入って動かすのだから当然だろう、という見方もできるかも知れませんが……
そもそも、ゴジラの元となったといわれるティラノサウルスなどの恐竜が、かつてはこうした上半身を起こした姿で復元されていました。

ティラノサウルス復元新旧比較
かつての食玩ブームの頃にラインナップされていたものです。右が上半身を起こして尾を引きずる、古い復元に基づく姿。左が上半身を倒して尾を掲げ、背中が水平になった、近年の復元に基づく姿です。
なるほどゴジラは古い復元の恐竜に近い姿ですよね。
たしかアメリカ版ゴジラは新しい復元に近づけた姿だったんでしたっけ?

さらに近年は恐竜に羽毛が生えていた! という説も飛び出して、羽毛に覆われたティラノサウルスなんてのも登場しましたが、その後否定されたり……

ソビエトの恐竜展(1973~74)パンフレット
1973~1974年、兵庫県宝塚市にあった宝塚ファミリーランドで開催された「ソビエトの恐竜展 ソ連科学アカデミー古生物学の成果」。当時ものごころつくかつかないかでほとんど覚えていないのですが、父に連れていってもらい、買ってもらったパンフは今でも大切にとってあります。

1970年代の“チラノサウルス”復元模型
その中に載っていた、当時の「チラノサウルス」復元模型。程度の差はありますが、昔はだいたいこんな感じでした。

首長竜復元新旧比較

恐竜の復元図といえば、もう一つ大きく変わったのが首長竜。私が小さい頃に読んだ学研などの恐竜本では、湖から首をまっすぐに突き出した首長竜の絵がよく描かれていました。しかし近年ではこれも、首を立てたり尾を引きずったりせず、頭から尾まで水平にまっすぐ伸ばした「吊り橋構造」みたいなスタイルが有力なのだそうです。

怪獣などの架空の生物が恐竜を参考にし、その恐竜が現代にはいないゆえ時代によって変化していくため、怪獣も時代によって変わっていくのは当然かもしれません。
しかし怪獣もその生まれた時代を反映し、時代を象徴する存在でもある限り、生まれた時の姿がもっともふさわしいと言えるでしょう。

ティラノサウルス旧復元
架空の存在ではない恐竜ですら、昔から馴染みのあった旧復元の方が迫力があると感じるのは私だけでしょうか?

東京都調布市・國領神社

へろんです。
東京に来てから一ヶ月少々。季節は確実に移ろい、都会の街中でも5月には春型のクロアゲハ Papilio protenor に出会うことができました。

東京で見た春型アゲハ

東京では「東京アラート」発令中とはいえ、今のところ日本の新型肺炎対策は強権発動でも無為無策でもなく「ほどほどのバランス」で乗り切ってこられたようですね。
無責任に無制限な「自由」を主張する有名実業家とか、逆に無茶な全数検査を主張する医者とか、極論を言う連中ばかりが取り上げられてますが、偏りすぎないバランスがいちばん大切です。まぁいろんな意見が出るのは自由ですが、極論はほどほどにして相手にしないことですね。

さて新型肺炎の流行に対して、疫病の流行を予言したといわれる妖怪アマビエが人気になっていますね。

アマビエを描いた疫病退散のぼり

5月25日からは近くの神社にもこんな幟が立てられました。調べてみると、全国のいくつもの神社に同じ幟が立てられているようです。最近いろんなところで登場しているアマビエはちょっとビミョーなのも多いですが、この幟のアマビエはバランスよく可愛らしい感じです。
いろんなアマビエがネタに取り上げられてますが、私はこれが一番好き(^^)

ところで何を隠そう、その昔初めてアマビエの記事を見た時、てっきり「アマエビ」と信じ込んでしまいました(爆)

      *      *      *

さて、緊急事態宣言以降、東京では5月の間は拝観停止となった神社仏閣も多く、お詣りはできても御朱印は書き置きだけ、というところがほとんどのようでした。
5月に所用で調布市に行った際、近くの國領神社にお詣りさせて頂きました。後から國領神社のホームページを調べてみますと、アマビエの御朱印も作成されたものの、緊急事態宣言下のためダウンロード配布のみ。
仕方ないな、と思っていると、6月になって緊急事態宣言解除を受け、書き置きでの授与を開始とのこと。というわけで、もう一度お詣りさせて頂きました(^^)

國領神社鳥居
国道20号線に面した鳥居。

國領神社手水舎
新型肺炎流行以降、手水舎は停止とする神社が多くなりましたが、こちらではセンサー式でした。

國領神社拝殿
拝殿の戸は閉まっていますが、ガラスの一角が開いていて、そこから手を差し入れてお賽銭を賽銭箱に入れるようになっています。

國領神社子年絵馬


「千年乃藤」解説
こちらの最大の見どころは「千年乃藤」と呼ばれる藤の大木。
國領神社の前身である神明社が1640年にこの地に遷座した時にはすでに存在しており、樹齢400~500年とも言われているそうです。

一面に広がる「千年乃藤」
1972年に造られた鉄骨製の藤棚に沿って広がっており、高さ4メートル、面積は400平方メートル。ゴールデンウィークの頃に見頃を迎えるということで、とても壮観でしょうね。

「千年乃藤」にちなむ御朱印帳
「千年乃藤」を描いた御朱印帳もラインナップ。

國領神社6月の御朱印
6月に頂ける御朱印3種。

國領神社御朱印

こちらが5月に頂いた通常の御朱印。藤の季節は過ぎていましたが、藤の花の印を押していただけました。


國領神社夏越大祓御朱印

夏越大祓の御朱印。


國領神社アマビエ御朱印

そしてアマビエの御朱印。ぜひとも疫病退散をお願いしたいものです。


新型肺炎はおそらく、少しずつ流行を繰り返しながら、インフルエンザの一種のように「溶け込んでいく」のではないかと思っています。
そうした状況では感染者を「ゼロ」にすることは困難でしょうが、単純に感染者数だけで一喜一憂するよりも、肝心なのは重症者や回復者、亡くなった方の数、医療機関の状況などを多角的に分析して判断し、ウイルスはいるけど(高リスク者以外は)大丈夫、みたいにほどほどの折り合いをつけることが必要ではないかと思います。
ほどほどのバランスで、世の中が落ち着いていってくれることを願いたいものです。


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Author:へろん
へろん(♂)としろ(♀)の夫婦ですが、最近はへろん一人で書いてます。「御朱印」「SF」が多くなってますので、カテゴリからご興味のあるジャンルをお選び下さい。古い記事でもコメント頂けると喜びます。拍手コメントは気付くのが遅れてしまうことがありますが、申し訳ございません m(_ _)m

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