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選挙!!

 2021年10月31日、いよいよ衆議院議員選挙です。
 誰に(どの党に)投票するか、お決めになられましたでしょうか。

 私の場合、100%支持できるという個人や政党はなかなかいませんが(当たり前と言えば当たり前ですが)、最も理想的なのは、そして日本に必要なのは、与野党伯仲と考えています。
 したがって、特定の政党というよりはいつも「野党」に投票してきました。昔の中選挙区時代は当落のボーダーライン付近と思われる野党候補に投票していました(当選確実の人に入れるよりは意味あると思うので)。

 ちなみに与野党伯仲のためには二大政党制を、という人もいますが、選択肢が2つしかないというのもどうかと思っています。いろいろな考え方があって当然、是々非々で離合集散があっても良い。
 しかし与野党伯仲には今の与党が大きすぎるので、もし与党を割って出る人が出てきたら支持したくなると思うんですけどね。

 当日ご都合の悪い方は、期日前投票はおすましになられたでしょうか。
 日本はかねてより投票率が低いことも問題になっています。良い候補者がいないからとか批判として投票しない、という意見もよく聞きます。しかしどんなに低い投票率であっても、誰かが当選となり、有権者から選ばれたのだ、と大手を振って歩くことになります。
 棄権とか白票を投じるというのは、結果的に当選者を支持したのと同じこと。もし仮に収賄に係わろうが増税を決めようが戦争を始めようが、棄権した人もその人を選んだことに変わりはありません。
せめて、投票率〇%以下だったらその選挙は無効、とすれば、棄権も十分意味のある行為になるでしょうが……国民投票でもしない限り、投票率の低さにあぐらをかいている政治家は変えようとはしないでしょうね。

      *      *      *

 田中芳樹先生のSF『銀河英雄伝説』では、どうしようもない衆愚政治に陥った自由惑星同盟と、類まれな名君の力で理想的な改革が推し進められる銀河帝国という2つの星間国家が恒星間戦争を繰り広げています。

『銀河英雄伝説』第5巻

 自由惑星同盟の軍人ヤン・ウェンリーは、たとえ汚職にまみれた国家の下でも、民主主義のために戦います。

「私は最悪の民主政治でも、最良の専制政治に優ると思っている」

 なぜなら、

「(民主主義では)人民を害する権利は、人民自身にしかないからです。専制政治の罪とは、人民が政治の害悪を他人のせいにできる、という点に尽きるのです。その罪の大きさに比べれば、100人の名君の善政の功も小さなものです」

 いやもちろん文字通りの意味で「害する権利」があるという意味ではなくて、たとえ人民を害するような政治家でも、民主主義であれば、それを選んだのは他の誰でもない、人民自身である、ということ。
 繰り返しになりますが、棄権は結果的に当選者を支持したのと同じこと。棄権したあなたもまた選んだ一人となります。

      *      *      *

 2017年の衆議院選挙の時は、梶尾真治先生の『泣き婆伝説』とともにこちらの記事で選挙の話題を取り上げました。

「泣き婆伝説」表紙

 当時から世の中いろいろと変わってしまいましたが、お金のかかる選挙、投票率の低さは変わっていないようです。
 しかしたとえ小さな一票でも、「最初は小さな雨粒が、小川になり、大河に変わって、必ず政治の流れを変えることができると信じています」。(『泣き婆伝説』より)


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テーマ : 衆議院選挙
ジャンル : 政治・経済

御朱印帳マイルール - 裏も使う?

御朱印でよく話題になることの一つに、一般的な蛇腹式の御朱印帳の場合、表面だけ使うか、裏面も使うか、という問題があります。
まぁご承知のように、世間的にはすでに結論は出ていますよね。つまり、

どちらでも良い。
要は何を重視するか次第。


御朱印を書いて頂いた時に裏までうつってしまう可能性は否定できないため、見栄えを重視し、安全策をとるなら、表面のみにする。
御朱印帳の費用や保管スペースなどが心配ならば(両面使った場合に比べて、表面だけだと御朱印帳の冊数が倍になる)、裏面も使用する。

ずっと昔は御朱印の鑑賞性なんてあまり考慮されなかったでしょうし、紙も今より貴重でしたから、悩むことなく両面使用していたでしょうね。
四国八十八ヶ所巡りでは、巡り終わってからもまた2度、3度と巡る人もおられるそうです。その時の御朱印は、2回目以降は別のページではなく、1回目と同じページの上から少しずらして朱印を押すそうです。なので、何回も巡ると1回毎が分からなくなるぐらい全面真っ赤になっていくのだとか。

さて、そうした下調べのうえで、自分はどうするか? とりあえず初めての御朱印帳で表面を最後まで使ってみて、その裏うつりの様子を見て決めよう……と考えつつ、初めての御朱印を頂いたのが、2017年(平成29年)1月1日。
記念すべき1体目はご縁のある近所の神社が良いだろう、と考え、初詣の際に頂くことにしました。
「あのう……御朱印、というものはこちらで頂くことはできますか?」
と御朱印帳を開いてうかがうと、若い神職さん、わずかに戸惑った感じで一瞬周りを見回してから、「少々お待ちください」と御朱印帳を持って中へ入っていかれました。
数分後……お書き頂いた御朱印を開いた状態で、挟み紙もない状態で、ハイ、と手渡していただきました。
……その結果、御朱印帳を開いたまましばらく持って歩くことになってしまいました(^^;)

当時はまだ今ほど御朱印が一般的ではなかったので、こんな調子だったんでしょうね。

で、裏面を見ると……
バッチリ裏うつりしてました!

御朱印帳の裏面ににじんだ例

生まれて初めての、1体目の御朱印で、裏うつり!

そうか、こういうもんなんだな、と別に残念に思ったりすることもなくすんなりと納得して、表面だけ使うことにしよう、と決めたのでした。
そんなわけで、しばらくの間は表面だけを使っていたのですが……

      *      *      *

御朱印帳の使い方の問題には、お寺と神社で分けるべきか? というのもあります。
これも一般的には、マストではないができれば分けた方が良い、とされているようですね。
私の場合、初めのうちは分けていなかったのですが、ある時お寺で特別拝観の限定御朱印帳が欲しくなり、まだ使用途中のものがある段階で、新たに頂いてしまいました。
そのため手元に使用途中のものが2冊となり、この時からお寺と神社で分けることにしました。
この御朱印帳を使っていくうちに気付いたのですが……裏うつりがまったくない。それまでは1冊につき5つ前後は裏うつりや裏から見て何となく輪郭が分かるものがありましたが、その御朱印帳では最後までありませんでした。
意を決して、この御朱印帳では(つまりお寺の御朱印は)裏面も使っていきました。結果、裏に書いて頂いても表にまでうつったページはなし。

もしかして……お寺の御朱印は裏うつりしにくいのか?
あるいは、御朱印帳による違いが大きいのか?

いや、マジメに考えれば、神社では墨をたっぷりつけた個性的な御朱印も多いので、そうした御朱印だと裏うつりの確率は上がるでしょう。お寺の御朱印帳であっても、そうした御朱印を書いて頂いたなら、裏うつりするのでしょう。
なお、裏うつりする御朱印が悪いとは決して思いません。むしろそうした迫力ある御朱印とか大好きなんですけどね。

今、2冊目のお寺専用御朱印帳でも裏うつりはほとんどありません(1例だけあり)。やはりお寺の御朱印または御朱印帳は、裏うつりの確率が低いように感じます。

裏うつりのなかった御朱印帳

これまで裏うつりのなかった3冊。神社でも必ず裏うつりするわけではないので、組み合わせの問題で裏うつりがない御朱印帳も出てきます。

      *      *      *

コロナ禍以前は正直なところ書き置きは敬遠気味だったのですが、コロナ禍でほとんどの神社仏閣が書き置きのみになっていったため、一時期は頂ける御朱印の大半が書き置きになりました。
それまでは書き置きを御朱印帳にきれいに貼れなかったら、シワになったりしたら、と思ってなかなか踏み切れなかったのですが、こうした状況になって、思い切って貼っていくことにしました。
その時、表面を使い切った御朱印帳の裏面に貼っていけば良い、ということを思いついたんですね。

また最近、徒歩圏内や通勤圏内で書き置きの月替わり御朱印が素敵な神社も見つけていました。
裏面の空いている御朱印帳が何冊かあったため、裏面はその神社専用として、月替わり御朱印を貼っていくことにしました。

そんなわけで、表も裏も時系列ごとに順番に使っている御朱印帳、表面の使用期間と裏面の使用期間は一致しませんが、裏面に書き置きをまとめて貼っていく御朱印帳、裏面が特定の神社専用になっている御朱印帳、など異なる使い方の御朱印帳が混在しています。
初めからきちんと整理された状態でスタートできれば良いのかもしれませんが、御朱印帳がどこまで増えていくか、どんな寺社仏閣に巡り合えるか(何度もおまいりすることになるか一回しか行けないか)など初めからは分かりませんから、いろいろな使い方が出てくるのもまた楽しいかな、と思っています。
しかし前回更新の「人類の記録よ永遠なれ」ではありませんが、やっぱり保管スペースの問題は無視できなくなりつつありますね……(^^;)


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