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「注文しないで」?

 2022年9月14日に発生、「非常に大型で強い」といわれた台風14号「ナンマドル」は九州を縦断、東向きに進路を変えて日本海沿岸を進み、東北地方を縦断。20日に温帯低気圧に変わりました。
 実は19~20日に西日本で所用があったのですが、まるで狙い澄ましたかのように目的地が台風直撃となったため、泣く泣く予定を変更しました(-_-;)

 最近、ツイッターでは今どんなことが多くツイートされているかが「トレンド」として表示されることに気付いてからは、しょうもないものも多いですがなかなか面白い話題も上がってるな、とながめています。
 9月19日朝、ここに「#台風どこ」と上がっていたのでなんじゃそりゃ、と見てみますと、台風への警戒が呼びかけられている割には東日本では晴れていたりして、そんな「つぶやき」が上がっていたらしい。
 おいおい、そんなもんわざわざつぶやく前にネット見れば分かるやろう、今台風の影響を受けている地域の身にもなってみろよ、と思うのですが、わざわざ「ことを荒立てる」のが分かっているようなつぶやきはいかがなものでしょうか?(それとも「荒立てる」ことを目的としてるのか、「荒立てる」こと自身が分かっていないほど想像力が欠如している、とは思いたくないのですが)。

台風14号の影響

台風14号の影響
 だいたい、直接の進路上ではなかった東京でも、結構強い雨風で20日朝にはこんなことになってましたよ。

 同じ頃、話題になっていたのが「#注文しないで」というタグ。
 それが付されたツイートには、バイクが進めない程の暴風雨の中、必死で配達しようとするピザ屋さんの動画。動画を引用する方法が分かりませんし、引用して良いのかも分かりませんので、「注文しないで」で検索すればすぐに見つかると思います(ちなみに今回拡散していた動画は4年前のものらしい)。
 かねてより批判されてきましたが、台風のような状況下でピザなどの配達を頼むのはいかがなものか という話です。
 個人的にも、普段ならともかく、わざわざ台風の中で持ってこさせるという姿勢は賛同できません(他に食べ物がないならともかく、まずそんなわけはないでしょう)。ただこれは注文する方も悪いが、そもそもそんな時に店を開けたり注文を受け付ける方もどうなの、と思います。
 この問題をツイッター上でながめていくと、同じようにこんな時は休業すべきではないか、という意見が強い一方、
「店を開けているんだから注文する方は悪くない、配達すべき」
「営業していればコストがかかるんだから、注文がないと赤字になる。『注文しないで』というのは営業妨害だ」
なんていう発言も目に付くんですね。
 店が開いてるんだから注文する方は悪くないというのは、客だから何をやってもいい、「店」と「客」の二元論でしか見ることができない、というおバ〇さんであることを露呈しているだけのように感じます。

 鉄道のように「計画休業」ができればベストとは思いますが、店を開けるのであれば、こういう悪天候の時は配達料を倍ぐらいにしてもいいんじゃないですかね。むろんその分は危険手当として配達員に還元するということで。
 そして理由は如何にあれ、たとえ店が開いていたとしても、注文する人が減れば……悪天候の日に開店しても割に合わない、となれば、休業する方向へ改善されていくはずです。
 そのためにも、「注文しないで」という呼びかけはやはり一つのきっかけとして、一定の効果があるのではないか……そう感じています。

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テーマ : 気になったニュース
ジャンル : ニュース

あと90年

 2022年9月3日。何気なくツイッターを見ておりますと、「#あと90年」というワードがトレンドに上がっていました。
 何だろう、と見てみますと、ドラえもんの誕生日が2112年9月3日。ドラえもん誕生まであと90年、というわけです。

JR登戸駅のドラえもん
 JR登戸駅に描かれたドラえもん。

 『ドラえもん』は1969年に連載が始まっていますから、作品発表時からみると実に143年先の未来ということになります。確かにそれほど未来だと想像できないというか、「なんでもアリ」な気になってしまいますね。
 その遥か未来から来たドラえもん、 

「きみは年を取って死ぬまで、ろくなめにあわないのだ」


 などとのび太を脅します。ドラえもんの持ってきたアルバムを見てみると……

1979年 大学入試らくだいなぐさめパーティー
1988年 しゅうしょくできなくて自分で会社をはじめ
(フレームで切れてる)
1993年 会社丸焼け記念
1995年 会社つぶれ借金取りおしかけ記念


 会社丸焼けの横で花火持ってるのび太って……いささかおふざけが過ぎる気もしますが(苦笑)
 それにしてもこのエピソード、どれももはやはるか昔のことですよ! 現在の版でもこのままなのかな?

 そこでご存知のように、のび太の孫の孫であるセワシが過去(のび太にとっては未来)を変えるべく、ドラえもんを現代に遣わせたわけですが……

「ぼくの運命が変わったら、きみ(セワシ)は生まれてこないことになるぜ」
「心配はいらない。他でつりあいとるから。
 歴史の流れが変わっても、けっきょくぼくは生まれてくるよ。
 たとえば、きみが大阪へ行くとする。いろんな乗り物や道すじがある。だけどどれを選んでも、方角さえ正しければ大阪へ着けるんだ」


 のび太にしては鋭い指摘に対して、セワシの答えはどうでしょうか?
 確かにセワシに「相当する存在」は生まれるでしょうが、セワシそのものではないですよね……??
 柳田理科雄先生は、本当にそうならダブル不倫的なことがなければならなくなる(笑)なんてたしか『空想科学読本』で述べておられました。
 一方で『ドラえもんのひみつ』?だったかそうした本で、あれほど科学の進んだ道具がたくさん出てくる中で、くだんのアルバムだけは古色蒼然とした昔ながらのものだったので、実はあの中身はのび太を奮起させるための「創作」だったのだ、という説が展開されていたと記憶しています。
 理屈で言えばこれがしっくりくるのですが、また一方ではアルバムの未来を否定するのは作者の本意ではないとか、ファンタジーなんだからアルバムの未来もセワシの説明も「あり」でいい、という主張もみかけます。
 どれが正しいのか……いや、正解がないのが正解、と考えるべきでしょう。セワシの説明を受けたのび太は、何となく怪訝そうな表情をしています。おそらくそれは作者の藤子・F・不二雄先生自身の表情なのでしょう。

 あと90年! 私らは確実に生きていないでしょうが、今頃に生まれた子どもたちは、その時代を見ることができる可能性があるわけです。
 願わくば、平和で心豊かな世界となっていますように。


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へろん(♂)としろ(♀)の夫婦ですが、最近はへろん一人で書いてます。「御朱印」「SF」が多くなってますので、カテゴリからご興味のあるジャンルをお選び下さい。古い記事でもコメント頂けると喜びます。拍手コメントは気付くのが遅れてしまうことがありますが、申し訳ございません m(_ _)m

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