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東京都町田市・春日神社

 こちらの神社にお詣りしたのは2月でしたが、9月にはアップしようと思っていたものの間に合わず……。ご存知のように9月1日は「防災の日」、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなんだものですが、実はこちらの神社には関東大震災にちなんだものがありました。

 2月6日の日曜日、この日は少し時間があったため、せっかくなら御朱印の頂ける神社を、行ける範囲でピックアップしていました。
 神社によっては御朱印もいつでも頂けるものではなく、こちらの春日神社も普段は人がおられず、毎月第一日曜日のみ頂けるとのこと。
 ……第一日曜日って今日じゃん。これは今日行かねば!

 ということで神社へのアクセスを調べ、向かったのは小田急線の鶴川駅。ここからバスということでしたが、このバスの乗り場が分からない! 駅前のロータリーにはいくつかのバス乗り場があるのですが、スマフォのマップで示される系統の番号が、どの乗り場にもないんですね。
 はて、どうしたものか……。
 もうすぐそのバスが来る時間だから、目的の系統番号を掲げたバスが来たら、その止まったところへ行けば良い。
 程なくして、その番号を掲げるバスが駅前ロータリーに入ってきました。そのバスが止まったら駆け寄るべく、目で動きを追います。
 ところが……そのバスはロータリーをぐるりと回ってどこにも止まらず、再び大通りへ!
 うっそー!!
 と心の中で叫び、大通りへ出るべく信号待ちしているバス目指して駆けだしました。いやもちろん駆け寄ったところで乗せてくれないことは分かっていましたが……。
 大通りに出たバスはスピードを上げるか……と思いきや、2ブロックほど進んで停車。
 なんと、ロータリーではなく大通り沿いにバス停があったのです。
 おおよそ200メートルぐらいでしょうか、全速力で追いすがって、何とか乗ることができました。

 息を切らしながらバスに乗っていると、予想以上に短い時間で目的の停留所が。
 ……いやこれだったら、バス停探してうろついたり全力疾走した分で歩いた方が良かったかも……。
 後から調べますと、頑張れば歩けるぐらいの距離ではありました。帰りは歩こうかとも思いましたが、行きでかなり消耗したため、結局バスに乗りましたが……

※後から調べますと神社公式サイトに紹介されたページに乗り場が詳しく載っていました。事前調査は大事ですね……。

      *      *      *

 バス停から10分弱。ようやく到着しました神社にお詣りです。

春日神社一の鳥居


春日神社二の鳥居


春日神社手水舎
手水舎はいたってシンプル。

春日神社の随身像


春日神社の随身像
一般的に狛犬さんがおられる神社が多いと思いますが、こちらは石でできた随身像が。

春日神社拝殿
拝殿。

春日神社稲荷社
こちらの稲荷社は江戸後期の1818年(文政8年)に祀られたそうです。とても色鮮やかですが、2020年3月に修繕されているそうです。

春日神社社務所
社務所はごく小さな感じ。おそらく特定の日以外は閉まっているものと思われます。

春日神社御朱印
見開き御朱印のようにも見えますが、右が春日神社、左が弁天堂の御朱印というようにも見えます。
「御朱印は書置きとさせて頂きます」と貼り紙にありましたが、御朱印をお願いすると、直書きして頂きました。おそらく他に参拝者がいなかったためと思われます。私の言葉から関西人と分かったらしく、少しお話させて頂きました(^^)

春日神社御朱印
頂いた御朱印。やはりこういう場合は見開きで頂いてしまいますね(^^;)

 さて実際にお詣りするまで知らなかったのですが、境内の一角に壊れた石の構造物がまとめられていました。

春日神社震災モニュメント
 春日神社の例大祭は毎年9月1日と決まっており、1923年(大正12年)の9月1日には藤田留吉氏によって寄進された石の大鳥居がお披露目されました。しかしその日の11時58分、関東大震災が発生。石の鳥居も倒壊してしまいましたが、例大祭で境内に集まっていた大勢の人々には一人の怪我人もなく、無事避難できたそうです。
 その後壊れた鳥居は土留などに使われていましたが、長い年月を経て風化してきたため、2013年(平成25年)に震災モニュメントとして整備されたのだそうです。

春日神社震災モニュメント


春日神社震災モニュメント

 東京に来てみるとなぜだか猫にまつわるものが多い気がしますが、当然といえば当然ですが関東大震災にまつわるものも多いと感じます。そういえば来年は関東大震災から100年。今少し防災意識も高めるようにしたいものです。


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アニメ『夏へのトンネル、さよならの出口』

 2022年10月1日。
 この日は久しぶりに同じ日が休みとなったため、その前日に妻が「映画に行きたい」と言い出しました。
「何ていう映画?」と私。
「夏への扉」
「ん? ハインライン原作?」
「確か原作があるはずだから、そうじゃないかな」
「『夏への扉』はハインラインの古典的名作SFだけど、そういえば映画化されたんだっけ?……上映中作品には見当たらないけど」
「えっと……あ、これこれ」
「『夏へのトンネル』?……ってちゃうやん」(笑)

『夏へのトンネル、さよならの出口』入場者特典
 早い上映回を選んで新宿のバルト9で観ましたが、この日の入場者特典は「さよならのあと、いつもの入り口」と題された30ページほどの小冊子。原作者の別作品? と思ったら、本編の続編でした。こういう特典も面白いですね。

八目迷氏サイン(印刷)
最後のページには原作者のサイン(印刷ですよ、念のため)。

      *      *      *

 「ウラシマトンネルに入ると、欲しいものは何でも手に入る」という都市伝説。しかし、出てくると外では長い時間が過ぎ去っている、つまり代わりに時間を失ってしまう……(ちょうど亜光速宇宙船に乗って帰ってくると地球では膨大な時間が過ぎているような、いわゆるウラシマ効果ですね)。
 本作の紹介を見ると「ボーイ・ミーツ・ガール」ものだとか「ひと夏の物語」系だとか言われてますが、一言で言うなら「過去への決別と未来をつかみ取る物語」でした。
 「ウラシマトンネル」もなかなかうまく利用されていて、よく出来た短編SFだと思います。

 以下、完全なネタバレとなります。ご了承のうえで、下の「続きを読む」から、または以下の文章にお進み頂きますよう、お願いいたします。

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テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

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へろん(♂)としろ(♀)の夫婦ですが、最近はへろん一人で書いてます。「御朱印」「SF」が多くなってますので、カテゴリからご興味のあるジャンルをお選び下さい。古い記事でもコメント頂けると喜びます。拍手コメントは気付くのが遅れてしまうことがありますが、申し訳ございません m(_ _)m

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