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高知県高知市・桂浜水族館

へろんです。
いよいよやってきました、桂浜

桂浜の坂本龍馬像
桂浜といえば、まずは坂本龍馬像

桂浜の坂本龍馬像
……気のせいかちょっとふっくらしているような……?

風頭公園の坂本龍馬像
以前撮影した、長崎の風頭公園に立つ龍馬像。
んー、どうでしょう? 単純な比較論は怒られてしまいそうですが、長崎の方がスラっとしていて精悍なような気がしてしまうのですが……撮影の角度とか方向の関係でしょうか??

桂浜から見る太平洋
龍馬も見つめる美しい太平洋。

海津見神社は通行止め
桂浜を西へ歩いていくと、やがて岩場の上に海津見神社が見えてきました。ここにお詣りして、若宮八幡宮でここの御朱印を頂きたかったのですが……若宮八幡宮でうかがった通り、手前の赤い柵から向こうは残念ながら立入禁止になっていました(T_T)

桂浜水族館
引き返して桂浜水族館に向かいます。1931年4月に創立され、今年で87年目を迎える歴史ある水族館です。
ん? 入り口付近に何やら不気味なものが……?

桂浜水族館の「おとどちゃん」
ぐああ、何じゃこりゃあ~。
って桂浜水族館の公式マスコットキャラクター「おとどちゃん」だそうです。
この着ぐるみはまだしも、公式HPにはさらに不気味な顔が……。
何でもトドをモチーフにしており、2016年に桂浜水族館の設立85周年を記念し、高知市出身のフィギュアイラストレーター、デハラユキノリ氏が考案したのだとか。
桂浜水族館は他にもぶっ飛んだ自虐ネタやアピールで話題になっているそうですが……水族館好きとしては、ここまで奇をてらったことをするのはあまり好きではないんですけどね……。こういうの好きな人いるのかな……??

入ってすぐ、間もなくトドショー開始のアナウンスがあり、トドのプールに向かいました。

ショー開始前にあくびをするトド
ショー開始前、トドがでかいあくびをしていました。

桂浜水族館のトドショー
トドと飼育員さんのペアが2組、この互いの掛け合いが笑えます。

桂浜水族館のトドショー


桂浜水族館のトドショー
しまいにはプールの外まで出て、観客のすぐそばにまで来てくれます。

トドショーでの見事なジャンプ
写真に撮ると何かよく分からん物体に見えてしまいますが(笑)、ショー最後の見せ場、トドのジャンプ! これはすごいです。

アカメ Lates japonicus
高知を代表する魚の一つ、アカメ Lates japonicus
西日本の太平洋沿岸だけに分布する日本の固有種で、成魚は全長1mを超える大型魚です。

アカメ水槽前の「ピカ目ライト」
アカメの水槽前にある「ピカ目ライト」。これをアカメに向けて点灯すると……

「ピカ目ライト」で光るアカメの目
その名の通り、目が赤く光ります(@o@)

アカメは環境省レッドリストでは1991年版で「希少種」、1999年版では「準絶滅危惧(NT)」だったものが、2007年版では2段階上がり「絶滅危惧IB類(EN)」、しかし2017年の「高知県レッドデータブック」改訂では「普通種」として登録。
2006年には宮崎県が指定希少野生動植物の一種としてアカメを指定し、捕獲を禁止。高知県も指定しようとしたものの釣り人らの反発により、指定には至っていないのだとか。
一方で、高知県ホームページによると、2018年には「注目種」に指定。

注目されるのは良いことですが、いろんな意見や呼び方が入り乱れてますね。
今回見た展示の中にも、当初よりも広く分布しているので「アカメはもはや幻の魚ではない」と掲げたパネルもありましたが、意見が分かれる場合はより慎重な方向で保護してほしいものです。

ちなみに1993年と2018年には大阪湾で捕獲されたことがあるそうです。

NHKで紹介された魚の解説プレート
魚の解説プレートは土佐弁の紹介が面白いということでNHKで紹介されたのだとか。

土佐弁の紹介が面白い魚の解説プレート
例えばこんな感じ。

ハオコゼ Hypodytes rubripinnis
ハオコゼ Hypodytes rubripinnis
丸っとした身体が愛嬌ありますが、背中に並んだトゲには毒があるそうです。

オトメベラ Thalassoma lunare
オトメベラ Thalassoma lunare
水族館でよく見る魚ですが、結構速く泳ぐのでなかなかきれいに撮れません。

桂浜水族館のアジアアロワナ
アジアアロワナ Scleropages formosus
「マフィアのペットでおなじみ!」って……なんか一言多い……。

桂浜水族館のリュウグウノツカイ標本
リュウグウノツカイ Regalecus glesne
たまに打ち上げられる深海魚として、各地の水族館でよく展示されています。これは1991年11月11日、高知県の仁淀川河口付近の沖合で捕獲されたものだそうです。

桂浜水族館のサケガシラ標本
さらにでかい深海魚サケガシラ Trachipterus ishikawae も展示されていました。深海魚らしく目もでかいです。

桂浜水族館のカピバラ
館外に出ると、カピバラもいました。

「カピバラタイム」案内
「カピバラタイム」のポスターには「エサよこせ!」と書いてあります(笑)
そういえばこれを見て思い出しましたが、昨年流行ったらしい言葉のなかに「もぐもぐタイム」なんぞというヘンな言葉があったそうですね。ニュースで聞いた時、
「なんじゃそりゃ、カピバラの餌やりか!?」
と思ったもんです。なんかスポーツ関係の言葉らしいですが、どうして本質とは離れたつまらない言葉が流行るんでしょうね。
そういえば将棋だったか囲碁だったかでも試合の途中だかに食べる出前メニューを取り上げてませんでしたっけ。どうしてそういうくだらないことばっかりネタにするんだ、マスコミは!

桂浜水族館のコツメカワウソ
コツメカワウソの「テン」(2004年9月7日生)と「ミズホ」(2006年1月18日生)。

桂浜水族館のアシカショー
アシカショーも始まりました。
今度は観客が多かったのでちょっと離れた場所から斜めからしか見ることが出来ませんでしたが、トドに負けず劣らず芸達者でした。

桂浜水族館は小規模だとか苦戦してるとかの噂も聞きますが、展示の説明も充実しており、ショーも見応えがあって、正統派の水族館として充分楽しめました。ぶっ飛んだキャラや自虐ネタでアピールしてるようですけど、そこまでしなくても大丈夫だと思うけどなあ。世間の皆さんはそういうのがお好きなんですかね??

      *       *       *

さて。以前もちらと触れましたが、桂浜に行きたかった理由の一つは、かつて行ったことのある施設のことを確認したかったから。
1993年5月、実に26年も前のことです。大学時代の友人と二人で、当時あったフェリーとJRで高知を旅行しました。その時桂浜も訪れ、私の希望で入館した施設がこれ。

桂浜にあった「シェルパレス」入館券

当時はもちろんデジカメなどなく銀塩写真のため、今のように何百枚も写真を撮ることなどなく、一回の旅行でせいぜいフィルム1~2本分程度でした。そのためこの施設の外観写真などもなく、今あるのはタカラガイの成長を示した展示が面白いと思って撮った写真が2枚と、この入館券のみ。
近年、旅行先候補に高知が出始めた時、その時にはこの「シェルパレス」にも行きたいと思ったのですが……ネットでいくら調べても出てこない。たとえ今はないにしても何らかの記録はありそうなものですが、ここまで何も出てこないのも珍しい。
当時、同じエリアには闘犬センターのようなものがあり、これは友人の希望で入館しました。ただ、むやみに犬同士を闘わせる闘犬というものは当時から嫌いでしたが……。この闘犬センターは近年まであったらしく、今は土産物屋になっていることはネットで出てきます。
どうやら一緒にあった闘犬センターがなくなったのと関連はありそうですが……。

今回こうして桂浜を訪れてみましたが、手がかりも当時の面影も何一つ見当たりませんでした。水族館でちょっと聞いてみましたが、特に関連もなく、どうやら高知市の管轄らしいとか?
はたして「世界の貝 4,200種 100,000点常時展示 日本随一の貝類博物館」はどうなったのでしょうか。せめて移転したとかどこかに統合されたのなら良いのですが……。


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非公開コメント

No title

気のせいではありません。長崎の方が完全にスリムです。

Re: No title

senri32さん、コメントありがとうございます~。

やっぱりそうなんですかね? こうした銅像や肖像画などでも同じ人物でも違って見えることも多いですが、参考にした資料や像を形作った人の捉え方、好みなんかで変わってくるんでしょうね。
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Author:へろん
へろん(♂)としろ(♀)の夫婦ですが、最近はへろん一人で書いてます。「御朱印」「SF」が多くなってますので、カテゴリからご興味のあるジャンルをお選び下さい。古い記事でもコメント頂けると喜びます。拍手コメントは気付くのが遅れてしまうことがありますが、申し訳ございません m(_ _)m

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