福井県・越前松島水族館

へろんです。
福井県は東尋坊の近く、越前松島水族館。1959年に建てられた歴史ある水族館で、50年以上前に建設された水槽が今でも現役で活躍している例は国内ではほとんどないそうです。
この日は水族館到着が午後4時。たしかあと1時間半はあるはず……と思っていたら入り口で「あと30分で閉館ですが良いですか?」
ええっ!? ……後で調べたら、冬季は4時半まででした(通常は5時半、夏季は6時まで)。
ともあれ、30分で駆け足での見学となりました。

越前松島水族館

こんぺいとうハウス

入って最初に目についたのは、黄色く丸いお魚をかたどった施設。近寄ってみると「こんぺいとうハウス」。2013年春にオープンした施設で、こんぺいとうと言ってもお菓子の金平糖ではなくて、深海魚のコンペイトウを中心に、冷たい海に棲む生き物を展示しています。

コンペイトウ

コンペイトウ Eumicrotremus asperrimus
全身のイボイボが金平糖に似ているから「コンペイトウ」なのだとか。オスは貝殻の中を縄張りとして、一度貝殻に入ると滅多に出てこないそうです。ここ越前松島水族館は2008年に国内で初めてコンペイトウの繁殖に成功しています。

コンペイトウの貝殻ハウス

縄張りの貝殻から顔を出しています。


ジュラチックアクアリウム

ジュラチック……? ジュラシックじゃなくて? と後から調べてみますと、「Juratic(ジュラチック)」は福井県の公式恐竜ブランドだそうです。
「ジュラチックアクアリウム」は2016年3月にできたコーナーだそうで、オウムガイやアロワナ、チョウザメなど、いわゆる生きた化石や古代魚の仲間が展示されていました。

アロワナ

オウムガイ

ねーえオウムガイ、こっち向いて♪(爆)


かわうそ館ではコツメカワウソが飼育されています。

コツメカワウソ

部屋の一つではケージに入れられたカワウソと、部屋の中をぐるぐると落ち着きなく回るカワウソがいました。たまたまそこにいらっしゃった飼育員さんがおっしゃったところでは「お見合い中です」。
おお、それはあまりじろじろ見ては悪いかも知れませんね。ということで静かに観察させていただいた後、お見合いの成功を祈りながら、かわうそ館を後にしたのでした。


絵本「イルカのラボちゃん」

こちらの売店で入手した絵本「イルカのラボちゃん」(文:鈴木隆史、絵:山崎洋子 福井新聞社、2007年)。

この絵本に紹介されていますが、1997年1月2日、ロシア船籍のタンカー、ナホトカ号が島根県隠岐島沖で沈没し、船首部分が福井県坂井市三国町の海岸へ漂着しました。その場所は水族館からわずか2km。流出した大量の重油はイルカのプールにも流れ込み、当時飼育していた14頭のイルカすべてを一時的に他の水族館へ移送せざるを得なくなったそうです。ここで生まれた生後6ヶ月の赤ちゃんイルカ(♂)もいましたが、このような幼いイルカの長時間移送は世界的に例がなく、成功の確率は数パーセントと考えられたそうです。しかし「ラボ」と名付けられた赤ちゃんイルカは5時間の輸送に耐え、無事に神戸の須磨海浜水族園に到着したそうです。

1996年6月26日生まれの「ラボ」ちゃんも今や20歳、イルカショーで大活躍中。得意種目はボディスピンとのこと。

イルカジャンプ

イルカジャンプその2

間近にやってくるイルカ

このどちらかが「ラボ」ちゃん。

トリップアドバイザーの「行ってよかった水族館ランキング2013」では7位となかなかの高得点。こじんまりとした水族館ではありますが、新しい施設をオープンさせたりして随分“頑張ってる”感のある水族館でした。



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No title

ナホトカ号!覚えていますよ!
その裏でそんなことが行われていたんですね~。
全然知りませんでした・・・。

Re: No title

あけぼうさん、コメントありがとうございました m(_ _)m
ナホトカ号は当時大きなニュースになってましたよね。
でも私もこの本を手に取るまでは、水族館やイルカにまで
こうした影響があったとは知りませんでした。
海は世界中とつながっていますから、一ヶ所の汚染がどこへでも
広がってしまう恐れがありますものね。こうした事故が
二度と起こってほしくないものです。
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