映画「メッセージ」感想 - その1

へろんです。
テッド・チャンの短編SF小説「あなたの人生の物語」は昔読んだことがあるものの、今となっては記憶が曖昧になってしまっています。
2017年5月から日本でも公開されたアメリカ映画「メッセージ」の原作が、この「あなたの人生の物語」だと知ってから観てみたくなり、6月17日に行ってきました。

「メッセージ」パンフレット
パンフレット。いちばん外側のページが切り抜かれて、2枚目の異星人の宇宙船が見えるようになっています。

ある時、世界の12ヶ所に謎の巨大宇宙船が出現します。その場所はアメリカの他イギリスやパキスタン、ベネズエラ、上海など、そして日本の北海道にも。北海道は1997年の米SF映画「コンタクト」でも登場してましたよね。
ちなみにその巨大宇宙船はパンフレットにもあるように黒く細長い楕円形をしていますが、これが日本では米菓子「ばかうけ」に似ていると話題になったのだとか。「メッセージ ばかうけ」で検索されると面白いと思います。

主人公の女性言語学者ルイーズ・バンクスは、宇宙船内の異星人とコンタクトをとることを国家から依頼されます。
対策本部では世界中の12ヶ所を相互回線で接続してマルチスクリーンで協議したりしていましたが、その中に「JAPAN」のスクリーンもちゃんとあって、その中ではおじさんが頑張ってました。残念ながらセリフはありませんでしたが(笑)

異星人は大きなタコのような外観で、ヘプタポッド(七本脚)と名付けられます。その言葉は理解不能なものでしたが、異星人が透明な壁に描く、墨で描いたような円環が一種の表意文字であることに気付きます。やがて円環の形と単語を対応させて、簡単な意味を把握できるようになります。
しかし、彼らが地球に来た目的を聞き出そうとして出てきた「武器を与える」という言葉。これで世界は一挙に緊張します。やがて各国は相互回線を切断し、中国は異星人へ宣戦布告することを宣言。

一方、物語の初めの方からルイーズはいないはずの「娘」の夢を見ます。どうやらそれは彼女が異星人の言語を習得し始めていることと関係があるらしい。「サピア=ウォーフの仮説」(言語の違いは単なる音や形の違いだけではなく、世界観そのものが違う)というものが実際にあるそうで、つまり異星人の言語を習得することで、異星人の世界観をも垣間見ているらしい……!
ヘプタポッドの言語には時制がなく、それは彼らにとっては時間は直線的な流れではなく、過去も未来も同時に存在しているという世界観と関連している。そのため、その言語を操るルイーズにも未来が垣間見えるようになる、ということのようですね。そんな言語があったら習得してみたいような怖いような……(英語すらまともに習得できんくせに、と突っ込まれそうですが ^^;)

その意味を理解したルイーズは、この能力を駆使して中国の異星人攻撃を阻止しようと奔走します。ここのクライマックスは引き込まれました。
宇宙戦争の危機がどうなったか、いろいろと書きたいこともあるので映画公開終了後にでも続きをアップしたいと思います。

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こんばんは~。

あ、この黒いの2001年みたい!!!
こういうの好きですね~。そしてこのパンフの演出も!
ストーリーも追わせていただけましたが、ここから読み取れるのはほんの僅か・・・。
ちょっとそそられますが、どうかな?
スーパーヒロインが信じられないようなアクションで希望に燃える未来を手に入れる。
そんなアメリカンな展開で無ければもっといいんですけれど・・・
あ、ひょっとすると大丈夫かも・・・ウィキで調べちゃった。
でも原作を読むのが先かも・・・落ち込むかもしれないけれど・・・。

Re: こんばんは~。

山西 サキさん、コメントありがとうございます~。

そうそう、この直立している姿ってモノリスを思い出させますよね。
その目的も、本作の異星人とモノリスとで相通じるものがあるような気もします。

ストーリーはあまりネタバレにならない程度にはしょったりして書いたのですが、ウィキにはラストまでしっかり書いてありますね(^^;)
本作はスーパーヒロインによるアクションといえるほどの展開はありませんし、主人公が垣間見る未来も希望に燃える未来ではないので、そのあたりは典型的なアメリカ映画とはだいぶ違うかもしれません。

昔読んだ原作はあまり記憶に残らなったのですが、私もこの映画を見ていずれは原作も再読してみたいと思いました。
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